「ミラノ・ウニカ」とは何ぞや:記者談話室vol.114 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
114回目の今回のテーマは「ミラノ・ウニカ」です。ファッション・ウィークにもミラノ版とパリ版があるように、ファッション素材にもミラノ版とパリ版があります。記者・横山が行ってきた(収録時点では行く前)「ミラノ・ウニカ」とは何か、どういったものなのか。分かりやすく解説します。
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コンビニで服を買いますか:記者談話室vol.113 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
113回目の今回のテーマは「コンビニで服を買いますか」です。ファミリーマートが販売するアパレルのプライベートブランド「コンビニエンスウェア(CONVENIENCE WEAR)」が話題です。コンビニの衣料品といえば、予定外の宿泊で替えの下着が必要になった、あるいは大雨で靴下がびしょ濡れになった、といった緊急の用途が中心でした。ファッションとしての服をコンビニで買ってもらうという常識破りの取り組みは成功するのでしょうか。ざっくばらんに話し合いました。
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“日本発のラグジュアリーブランド”は可能?:記者談話室vol.112 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
112回目の今回は、「ジャパン・ラグジュアリー」がテーマ。「日本からラグジュアリーブランドが生まれないのはなぜ?」といった言説を業界内ではよく耳にしますが、さて「WWDJAPAN」編集部メンバーの見解は?いつメンの編集部員3人に加え、2024年1月15日号で「ジャパン・ラグジュアリー特集」を担当した本橋記者を交えて語ります。
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「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
111回目の今回は「能登半島地震へのファッション企業支援」をお送りします。
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老若男女を問わず人気のスニーカーブランド「ニューバランス(NEW BALANCE)」。1906年にアメリカ東海岸のボストンで産声を上げたことを知るフリークはいても、日本への伝来物語を知る人は少ないだろう。
先回りして答えを言ってしまうと、それは“1976年、現シューズプロデューサーの長嶋正樹らによるもの”だった。
長嶋は後年、靴のセレクトショップ、トレーディングポストをオープン。「アシックス(ASICS)」や「リーバイス(LEVI'S)」のシューズ事業にも携わり、「山長」(現「三陽山長」)をスタートさせた人物だ。現在78歳で、業界歴は58年。
長嶋は話す--「当時、僕は靴小売りのチヨダの社員でした。75年に発売された『メイド・イン・USA・カタログ』(読売新聞社)にアメリカ西海岸を巡る10日間のツアーが掲載されていて、同僚や友人・知人とエントリーすることに。1ドル=293円時代で、参加費は24万9000円。参加者は20人弱で、ハワイ経由でサンフランシスコに入りました。その後、LAのシューズショップで見つけたのが『メイド・イン・USA・カタログ』にも載っていない『ニューバランス』でした。月星化成(現ムーンスター)のスタッフが日本に持ち帰ったことがきっかけで、同社が日本初の代理店になりました」。
詳細はぜひ、本人の肉声で。
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2024年に開業・閉店する商業施設をチェック!:記者談話室vol.110 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
110回目の今回は「2024年に開業・閉店する商業施設をチェック!」をお送りします。今年もたくさんの商業施設が全国に開業します。その中から小売業界で特に注目度の高い商業施設をピックアップして掘り下げました。一方で閉店する商業施設についても解説します。
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「WWDJAPAN」の海外通信員って、どんな仕事?:記者談話室vol.109 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
109回目の今回は、「WWDJAPAN」編集部海外コレクション取材担当を経て、現在はドイツ・ベルリン在住で「WWDJAPAN」ヨーロッパ通信員でもある藪野淳さんをゲストに迎えました。海外通信員って、一体どんな仕事?なんでベルリンに行こうと思ったの?普段の働き方は?ヨーロッパの最近の世相は?インフルエンサー取材偏重の最近の海外コレクションをどう思う?気になることをいろいろ聞いちゃいました!
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麻布台ヒルズの大垣書店で出前収録 ななんとwe+とコラボだぜ!:記者談話室 Vol.108 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
108回目の今回は「麻布台ヒルズの大垣書店で出前収録 ななんとwe+(ウィープラス)が特別ゲストだぜ!」をお送りします。現在絶賛連載中のテキスタイルデザイナーでNUNO代表の須藤玲子さん連載の取材が縁となって、麻布台ヒルズの大垣書店で出前収録です。
we+が登場する須藤さん連載はこちら
気鋭デザインユニットのwe+の林登志也さんと安藤北斗さんは現在、大垣書店の麻布台ヒルズ店で「KYOTO ITO ITO Exploring Tango Threads―理想の糸を求めて(以下KYOTO ITO ITOと略)」展を開催中。このお二人に加え、大垣書店の大垣守可(もりよし)さんを特別ゲストにお迎えしました。we+は今年、想像力豊かな素材の使い方や多彩かつ綿密なリサーチが評価され、今年オランダのデザイン誌FRAME主催の国際的なデザイン賞を獲得。そんな海外でも注目を集めるウィープラスのお二人に、いまハマりつつある「テキスタイル沼」についていろいろ聞きました。
また、なんとNUNOの須藤玲子さん、大垣さん、we+の林さん&安藤さんによる極秘プロジェクト「OWNブックス」の存在も明らかに。ぜひお楽しみください。
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ファッション業界 2023年の流行番付!:記者談話室vol.107 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
107回目の今回は「ファッション業界 2023年の流行番付!」をお送りします。今年のファッション業界でブレイクした商品や現象を列挙しながら好き勝手に寸評。コロナ収束後のファッショントレンド、ビジネストレンドを振り返り、大相撲の番付風にランキングしてみました。果たして2023年の横綱は何だったのでしょうか。
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スキー・スノーボード市場の今:記者談話室vol.106 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
106回目の今回は、「WWDJAPAN」12月4日号で特集した、スキーやスノーボードといったスノースポーツ市場について。日本の雪を求める海外観光客の増加や、コロナ禍以降のアウトドア意識の高まりによって、スノースポーツ市場に変化の兆しアリ!スノースポーツをする人もしない人も楽しめる、特集取材の裏側を担当記者の五十君がアツく語ります。
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DXアワード、絶対来てくれよな!:記者談話室vol.105 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
105回目は、12月18日に東京・六本木で開催する「DXアワードの授賞式&イベント」についてです。ポッドキャストのメンバーでDX担当の横山が、このイベントにかける意気込みを熱く語りました。
DXアワードの特設ページはこちら
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サステナビリティについて考えよう!:記者談話室vol.104 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
104回目の今回は「サステナビリティについて考えよう!」です。ファッション業界でも大きな課題となっているサステナビリティ。アパレルや小売業の現場ではどのような取り組みが行われているのでしょうか。この分野を担当する木村和花記者をゲストに迎えて、最新事情を教えてもらいました。
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「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
103回目の今回は「お手紙への回答会」です。3人の記者の失敗談&成功談を語ります。誰でも若いときのほろ苦い失敗や、やりがいを感じる成功談など色々あると思いますが、ベテラン記者の3人は過去から何を学び、現在に生かしているのでしょうか。ぜひ楽しみながら聞いてください。
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2023年のカリスマ販売員たち:記者談話室vol.102 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
102回目の今回のテーマは「2023年のカリスマ販売員」です。「WWDJAPAN」の人気恒例企画となっている販売員特集。今年は11月6日に販売員特集を発売しましたが、今回のポッドキャストはその取材の裏側です。校了前日、原稿絶賛製作中に収録しました……!!
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「無印良品」何が変わった?:記者談話室vol.101 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
101回目の今回は「『無印良品』何が変わった?」です。衣食住のあらゆる商品を提供する「無印良品」の服が大きく変わりつつあります。10月には新宿には初の衣料品専門門店がオープン。簡素なデザイン、ナチュラルカラー、天然素材といったイメージが浸透している同ブランドですが、どこに向かおうとしているのでしょうか。
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祝100回!これからも「業界紙記者魂」を炸裂させます!:記者談話室vol.100 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
記念すべき100回目は林、横山、五十君、3人の記者のルーツである「業界紙記者」のお話。リスナーの皆さまには身近な「業界紙」。そこで働く記者ってどんな気持ちで、どんな働き方で、どんな人たちなんでしょうか。副読本として佐野眞一さんの「業界紙諸君!」 がオススメです。
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大手アパレルが続々参入する新市場:記者談話室vol.99 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第99回は「大手アパレルが続々参入する新市場」です。ファッションビルやショッピングセンター、ECなどに客を取られ、右肩下がりを続けてきた大手アパレルの百貨店婦人服市場に、いま新風が吹いています。“富裕層の日常着”という、二極化ニッポンを象徴する新マーケットを巡って、大手アパレルメーカーの負けられない戦いが始まっています。
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伊勢丹新宿本店、なぜ売れる?:記者談話室vol.98 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第98回は「伊勢丹新宿本店、なぜ売れる?」です。百貨店で最大の売上高を誇る伊勢丹新宿本店は、2022年度に過去最高業績を31年ぶりに更新しました。百貨店が厳しいと言われる中、どこ吹く風の快進撃。現場では何が起きているのでしょうか。「WWDJAPAN」10月2日号の「伊勢丹新宿本店特集」をもとに解説します。
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「スパイバー」のタイ工 場に行ってきた:記者談話室vol.97 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第97回は「『スパイバー』のタイ工場に行ってきた」です。人工タンパク質素材「ブリュード・プロテイン」を開発したスパイバーのタイ工場を取材した横山記者が、ほとんど報じられていない生産の現場について語ります。衣料品に限らず、さまざまな産業の姿を変える大発明として注目を集めるこの素材は、どのような環境で作られているのでしょうか。
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「そごう・西武問題」を振り返る:記者談話室vol.96 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第96回は「『そごう・西武問題』を振り返る」です。労働組合が百貨店として約60年ぶりのストライキを決行し、小売業界のみならず社会的な問題へと発展したそごう・西武の売却ですが、米国の投資ファンド傘下に収まることで決着しました。前代未聞の事態はなぜ起こったのか。これから百貨店はどうなるのか。そんなテーマで話し合いました。
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押さえて おきたいファッション用語:記者談話室vol.95 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第95回は「押さえておきたいファッション用語」です。店頭では秋物商戦が本格化していますが、今シーズンのトレンドになっている「ゴープコア」「クワイエットラグジュアリー」「エフォートレス」といった言葉をご存知でしょうか。今回は今さら聞けない注目ワードについて、五十君記者がやさしく解説します。
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「流行通信」1号限りの復刊について:記者談話室vol.94 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第94回は「『流行通信』1号限りの復刊について」です。1966年から2008年まで発行されてきた「流行通信」が、8月25日に復刊しました。さまざまなクリエイターによるクリエイティブを通じてファッションと社会変化、ライフスタイルに特化した特集主義を貫いてきた同誌。復刊を手掛けた芦澤純エディショナルディレクターをゲストに迎えて、誌面制作への思いを聞きました。
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いま「 名古屋」が熱いワケ:記者談話室vol.93 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第93回は「いま『名古屋』が熱いワケ」です。「WWDJAPAN」8月21日号では「名古屋30」と題した特集を掲載しました。名古屋はファッションやビューティの分野では、最も売り上げを稼ぐ一番店がけっこう多いと言われています。なぜ名古屋で売れるのか。特集を担当した横山記者が解説します。
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「麻布台ヒルズ」はどんな街?:記者談話室vol.92 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第92回は「『麻布台ヒルズ』はどんな街?」です。東京都港区に新しい大型複合施設「麻布台ヒルズ」が11月24日開業します。開発・運営は六本木ヒルズで知られる森ビルです。六本木ヒルズで培われた都市開発のノウハウが投入された麻布台ヒルズは、ファッション業界からも大きな注目を集めています。
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「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第91回は「フジロックに行ってきた」です。野外音楽フェスの「フジロックフェスティバル2023」が7月28〜30日に新潟県湯沢町で開催されました。音楽だけでなく個性的なフェスファッションでも注目のフジロック。現地で3日間取材したデジタルマーケティング部の森川竜生と編集部の福永千裕をゲストに迎えて、フェス取材の裏側を聞きました。
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ファッション業界の年収は上がっているのか:記者談話室vol90 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第90回は「ファッション業界の年収は上がっているのか」です。人手不足を背景として、さまざまな業種の賃上げが報道されています。そこで、ファッション業界の所得や求人について詳しいクリーデンス(パーソルキャリア)の荒木学さんをゲストに迎えて、このテーマについて深掘りしてみました。
今回の「記者談話室」は、7月27日にユーチューブでライブ配信しています。その音声をお届けします。
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注目の“UNDER30”クリエイターたち:記者談話室vol.89 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第89回は「注目の“UNDER30"クリエイターたち」です。「WWDJAPAN」7月17日号の特集「若きクリエイターの肖像」を担当した美濃島記者をゲストに迎えて、ファッションやビューティーを中心としたカルチャーシーンでいま注目されている若手クリエイターについて話を聞きました。紙面やウェブでの特集記事と合わせてお楽しみください。
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AIチャットボットとファッション:記者談話室vol.88 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第88回は「AIチャットボットとファッション」です。AI(人工知能)で注目される分野の一つが、人間が話しているかのようなコミュニケーションを再現する「チャットボット」です。私たちの生活にもさまざまな変化を促しそうですが、ファッションにはどんな影響を与えるのでしょうか。
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秋冬に「売れるトレンド」はこれです!:記者談話室vol.87 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第87回は「秋冬に『売れるトレンド』はこれです!」です。「WWDJAPAN」6月26日号は特集「2023-24年秋冬売れるトレンド6選」を掲載しました。ファッションビル、百貨店、ショッピングセンターなどを主販路とする婦人服ブランドは、今年の秋冬に何を仕掛けようとしているのか。コロナ明けの時代の気分とからめて論じてみました。
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「ザ・ノース・フェイス」なぜ売れ続ける:記者談話室vol.86 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第86回は「『ザ・ノース・フェイス』なぜ売れ続ける」です。アウトドアブランド「ザ・ノース・フェイス(TNF)」の勢いが止まりません。かつてはダウンジャケットに代表される秋冬物、あるいは男性に偏ったブランドでしたが、現在は老若男女幅広い人たちに愛されるブランドになりました。人気の背景を探ります。
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繊維商社ってどんな会社なの?:記者談話室vol.85 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第85回は「繊維商社ってどんな会社なの?」です。「WWDJAPAN」の7月3日号では「繊維商社特集」を掲載します。一般の人にはあまり馴染みのない繊維商社ですが、ファッション業界にとっては欠かせない存在であり、みなさんが今着ている服の多くは繊維商社が関わって商品になっています。基本的なことからたどってみました。
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知っておきたいファッションロー:記者談話室vol.84 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第84回は「知っておきたいファッションロー」です。ファッションビジネスにおいて法律が重要な役割を果たしていることをご存知でしょうか。よくニュースになる模倣品の問題だけに限りません。ブランド名、広告表現、デザイン、生成AI、SNSでの情報発信に至るまで密接に関わっているのです。この問題の取材経験が豊富な平川裕さんをゲストに迎え、ざっくばらんに語り合いました。
今回の「記者談話室」は、6月15日にユーチューブでライブ配信しています。その音声をお届けします。
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「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第83回は「ブランド買取が面白い」です。家庭の衣料品やバッグ、時計、宝飾品などを売り買いするリセール市場が急拡大しています。特に高額品を主力にするコメ兵、なんぼや、ブランディアといったブランド買取店は、繁華街から住宅地までさまざまなエリアに出店。タンスのお宝を巡る争奪戦が激しさを増している現状について話し合いました。
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「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第82回は「横山流『メルカリ活用術』」です。フリマアプリの「メルカリ」は広く浸透していますが、編集部の横山記者はちょっと変わった使い方を楽しんでいるそうです。タンスの肥やしが可視化されることで構築された、ちょっとマニアックな二次流通市場について、横山記者が熱を込めて解説します。
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「カシミヤを着た狼」を語ろう:記者談話室vol.81 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第81回は「『カシミヤを着た狼』を語ろう」です。Hulu(フールー)で英国のドキュメンタリー番組「カシミヤを着た狼 ~Kingdom of Dreams~」の配信が始まりました。「ルイ・ヴィトン」「ディオール」などを擁するLVMHグループの創業者、ベルナール・アルノー会長の野望を追ったこの作品はファッション業界関係者でも話題です。番組を見た記者たちで感想会を開いてみました。
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百貨店の店舗別売上高ベスト10:記者談話室vol.80 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第80回は「百貨店の店舗別売上高ベスト10」です。大手百貨店の2022年度決算が出そろい、主力店舗の売上高も明らかになりました。コロナによる行動規制がだいぶ緩和した22年、過去最高の売上高を達成する店舗も相次いでいます。どのような背景があるのでしょうか。
今回の「記者談話室」は、5月18日にユーチューブでライブ配信しています。その音声をお届けします。
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「有価証券報告書」を読もう!:記者談話室vol.79 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第79回は「『有価証券報告書』を読もう!」です。有価証券報告書、略して「有報(ゆうほう)」とは、金融商品取引法の規定に伴って事業年度ごとに作成する企業内容の外部への開示資料です。何やら難しそうな印象ではありますが、横山記者が独自の読み解き方と楽しみ方を説明します。
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ウルトラライトハイキングって何だ?:記者談話室vol.78 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第78回は「ウルトラライトハイキングって何だ?」です。「WWDJAPAN」5月8日号は、登山マーケットで注目を集める「UL(ウルトラライトハイキング)」を特集しました。そもそもULとは何なのか。どんなブランドが人気を集めているのか。特集を担当した五十君花実記者と本橋涼介記者が、ULの基本からその奥深さまで語り尽くします。
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GWに行くべき商業施設6選:記者談話室vol.77 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第77回は「ゴールディンウイーク(GW)に行くべき商業施設6選」です。3月から4月にかけて全国に開業した商業施設と店舗の中から、3人の記者が特に注目した場所を紹介します。北海道のボールパークから大阪の大型ショッピングモールまで、その見どころについて話し合いました。
今回の「記者談話室」は、4月27日にユーチューブでライブ配信しています。その音声をお届けします。
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秋冬のファッショントレンドを占う:記者談話室vol.76 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第76回は「秋冬のファッショントレンドを占う」です。1月から3月にかけてパリ、ミラノ、ロンドン、ニューヨーク、東京で最新コレクションが発表されました。ファッション業界はすでに2023-24年秋冬シーズンに向けて動き出しています。コロナを経た今の時代を捉えたファッショントレンドとは、どんなものなのでしょうか。
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大谷翔平とスーパースター・マーケティング:記者談話室vol.75 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が 分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第75回は「大谷翔平とスーパースター・マーケティング」です。3月に開催されたWBCで日本を優勝に導き、4月に開幕したメジャーリーグでも二刀流で活躍する大谷翔平選手は、多くのブランドの広告塔として絶大な影響力を持っています。アスリートを起用したスポーツマーケティングの成功事例といってよいでしょう。大谷効果をさまざまな視点から語り合います。
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ファスナー界の巨人「YKK」:記者談話室vol.74 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第74回は「ファスナー界の巨人『YKK』」です。服やバッグには欠かせないのがファスナーです。意識はしなくても、多く人は1日に何度もファスナーを開けたり閉じたりしているはず。この分野で世界シェア1位を誇る日本企業がYKKです。いったいどんな企業なのか? ファスナーから見えてくる世界のファッション市場とは?
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プロを目指そう!新入社員の皆さんへ:記者談話室vol.73 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりし ながら、掘り下げていきます。
第73回は「プロを目指そう!新入社員の皆さんへ」です。4月から新社会人としての生活が始まった人も多いでしょう。「WWDJAPAN」の4月3日号は、ファッション&ビューティ業界のフレッシャーズに向けた特集「プロへの第一歩を踏み出そう!知っておくべき業界の今」を掲載しています。今回はフレッシャーズの皆さんに知っておいてほしいあれこれについて話し合いました。
今回の「記者談話室」は、2月2日にユーチューブでライブ配信しています。その音声をお届けします。
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「イトーヨーカ堂」を考える:記者談話室vol.72 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第72回は「『イトーヨーカ堂』を考える」です。セブン&アイ・ホールディングスは、傘下のイトーヨーカ堂のアパレル事業の整理を発表しました。かつては存在感が大きかった総合スーパーの衣料品売り場は、年々縮小しています。このリストラ策が意味することは何か。さかのぼって考えてみました。
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ミラノコレクションに行ってきた:記者談話室vol.71 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が 分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第71回は「ミラノ・コレクションに行ってきた」です。2月に開催された2023-24年秋冬ミラノ・コレクションを取材した木村和花記者をゲストに迎えて、ランウェイやデザイナー取材の裏側、年々注目度を増すセレブリティ取材の苦労話を聞きました。
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「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第70回は「ファッションと知的財産」です。100円ショップのダイソーが「フェンディ」の名前が入った布を販売し、書類送検されました。これは分かりやすい違法行為ですが、ファッション企業や個人が知らず知らずのうちに他者の知的財産を犯してしまう事例は少なくありまあせん。今回はファッションロー(ファッション関係の法律)の詳しいライターの平川裕さんをゲストに迎えて、これらの問題を考えます。
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20周年の「六本木ヒルズ」を考える:記者談話室vol.69 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第69回は「20周年の『六本木ヒルズ』を考える」です。大型複合施設・六本木ヒルズが4月で開業20周年を迎えます。夜の歓楽街だった六本木の街の姿をすっかり変えた六本木ヒルズとは、どんな場所なのか。銀座、新宿、渋谷、青山など他のエリアとの違いは何か。あらため基本的なことから振り返ります。
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アパレルの「販売員DX」って何だ?:記者談話室vol.68 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第68回は「アパレルの『販売員DX』って何だ?」です。DXとはデジタルトランスフォーメーションのこと。現代のアパレルの販売員は店頭で接客するだけでなく、SNSやその他のデジタルツールを使って情報発信をしたり、顧客と直接やりとりしたりする機会が増えています。デジタルによって変貌を遂げる販売員の仕事について語り合いました。
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ランニングシューズ お厚いのがお好き:記者談話室vol.67 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第67回は「ランニングシューズ お厚いのがお好き」です。3月5日の東京マラ ソンを控え、ランニング市場が盛り上がりを見せています。1月の箱根駅伝でも、厚底シューズで圧倒的シェア1位のナイキと、それを追いかける競合ブランドの戦いが話題になりました。今このマーケットはどうなっているのでしょうか。美濃島匡記者を迎えて、詳しく解説してもらいました。
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ラグジュアリーばかりなぜ売れる?:記者談話室vol.66 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第66回は「ラグジュアリーばかりなぜ売れる?」です。「WWDJAPAN」2月27日号の特別付録「ビジネスリポート」で百貨店を取材し、見えてきたのはラグジュアリーブランドの際立った好調ぶりでした。大幅な値上げを実施したにもかかわらず、売れ行きを落とすどころか、ますます売れているのは何故なのか。素朴な疑問について語り合います。
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「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第65回は「技能実習制度の現実」です。外国人技能実習生の労働環境や賃金の不払いなどが社会問題になっていま す。特に人手不足のアパレル製造の現場では、多くの技能実習生が働いています。実情はどうなっているのか。この制度と現場に詳しいASSC代表理事の和田征樹さんをゲストに迎えて、話し合います。
今回の「記者談話室」は、2月2日にユーチューブでライブ配信しています。その音声をお届けします。
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「WWDJAPAN」のポッドキャスト「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら掘り下げていきます。
第64回は「どうする池袋西武」です。セブン&アイ・ホールディングスは子会社そごう・西武の米ファンドへの売却の延期を発表しました。背景には、旗艦店の西武池袋本店で計画されるヨドバシカメラの出店問題があるようです。豊島区長が反対声明を出すなど、社会的に物議をかもしているこの問題について考えます。
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ユニクロの「異次元の賃上げ」:記者談話室vol.63 「WWDJAPAN」のポッドキャスト「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら掘り下げていきます。
第63回は「ユニクロの『異次元の賃上げ』」です。「ユニクロ」を運営するファーストリテイリングが発表した賃上げが大きな話題を集めています。最大4割の年収アップで、特に若手社員の給料は一般的なアパレル企業の水準を大幅に上回ります。他の産業に比べて低いと言われるアパレル産業の賃金が見直される契機になるのでしょうか。
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【WWDJAPAN Educations】
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「トップアナリストが見る小売業 日本マーケット2023年の展望」
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講義日時:
2023年2月28日13:30~15:30
人々の生活や心理の変化をビビッドに反映する小売業にとって、アフターコロナの現状と未来を正しく認識することは不可欠です。小売業の最前線の事例を知るとともに、日本や世界の社会構造の変化、異業種で何が起きているかまで俯瞰することで、打つべき手が見えてきます。
本セミナーではリテール分野を専門とし、的確な調査分析で支持を集めるクレディ・スイス証券の風早隆弘氏を講師に招き、小売業が進むべき針路を探ります。
詳細・お申し込みはこちら
※お申し込み、お支払いはPeatixでのお手続きとなります
※お申し込みは2月27日(月)12時をもって受け付け終了となります。
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開店する商業施設・閉店する商業施設:記者談話室vol.62 「WWDJAPAN」のポッドキャスト「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら掘り下げていきます。
第62回は「開店する商業施設・閉店する商業施設」です。2023年もたくさんの商業施設が全国に誕生します。その中から「東京ミッドタウン八重洲」「麻布台ヒルズ」「ジアウトレット湘南平塚」など注目の施設をピックアップして、見どころを紹介します。一方、残念ながら閉店する商業施設についても語り合います。
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どうなる2023年、極私的展望:記者談話室vol.61 「WWDJAPAN」のポッドキャスト「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら掘り下げていきます。
第61回は「2023年の日本のファッション業界、極私的展望」です。いろいろなことが起こった22年でしたが、23年はどのような年になるのでしょうか?体調不良で欠席した林記者のピンチヒッターとして本橋記者を迎え、「どうなる衣料品値上げ」「Y2Kの定番化」「ファッションVtuber元年」をトピックスに3人が極私的な展望を話します。
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2022年の重大ニュースを振り返る:記者談話室vol.60 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第60回は「2022年の重大ニュースを振り返る」です。長引くコロナ、ロシアによるウクライナ侵攻、世界的なコスト高、そして円安など、ファッション業界は国際政治や国際政治の影響を強く受けた1年となりました。今年1年のファッション業界の重大ニュースをピックアップし、ざっくばらんに話し合ってみました。
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今回の「記者談話室」は、12月20日にユーチューブでライブ配信しています。その音声をお届けします。
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※全受講および第1回のお申し込みは1月26日(木)12時、第2回以降の単発受講はそれぞれ前日の12時をもって受け付け終了となります。
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地方のファッション店の可能性:記者談話室vol.59 「WWDJAPAN」のポッドキャスト「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら掘り下げていきます。
第59回は「地方のファッション店の可能性」です。セレクトショップなど高感度を売りにするファッションの店舗は、東京や大阪などの大都市ばかりに集中しているように思われますが、地方都市で成功するのは難しいのでしょうか。いくつかの 事例をもとに考えます。
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エモいは続くよ、どこまでも:記者談話室vol.58 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第58回は「エモいは続くよ、どこまでも」です。10〜20代のファッションとしてY2Kが話題になっていますが、来年の春夏に向けては30〜40代の世代にもY2K、あるいは90年代のリバイバルファッションの流れが来ているそうです。当時をよく知る3人がこの流行について考察しました。
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「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第57回は「原宿は復活できるか」です。若者の街、そしてファッションの街として世界的に知られる原宿ですが、最近はあまり元気がありません。常に時代を先取りする新しいカルチャーを生み出してきた原宿が、発信力を取り戻すにはどうしたらよいのでしょうか。街の歴史や背景を交えながら考えます。
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この10年でファッションの何が変わったのか:記者談話室vol.56 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第56回は「この10年でファッションの何が変わったのか」です。2015年に出版された「ファッションは更新できるのか?会議」と、22年に出版された「サステナブル・ファッション: ありうるかもしれない未来」の2冊を題材にしながら、ファッションの変化を振り返るとともに、その未来を考えます。
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マッシュ株式譲渡で業界激震:記者談話室vol.55 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第55回は「マッシュ株式譲渡で業界激震」です。「ジェラート ピケ」「スナイデル」「コスメキッチン」などを展開するマッシュホールディングスが米投資ファンドのベインキャピタルに全株式を譲渡することを発表しました。成長著しいマッシュのM&Aの一報は、ファッション業界に激震をもたらしました。改めてマッシュとはどんな会社なのでしょうか。
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ファッション業界 新語・流行語大賞2022:記者談話室vol.54 「WWDJAPAN」ポッ ドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第54回は「ファッション業界 新語・流行語大賞2022」です。年末が近づき、毎年恒例の「ユーキャン新語・流行語大賞」のノミネートが発表されました。そこで本家にあやかってファッション業界の新語・流行語を考えてみました。今年のファッション業界で飛び交った言葉はなんでしょうか?
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百貨店の外商がスゴいらしい:記者談話室vol.53 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第53回は「百貨店の外商がスゴいらしい」です。百貨店の伝統的なビジネスモデルである外商に再び注目が集まっています。富裕層による外商売上高はコロナどこ吹く風で伸び続けており、百貨店も新しいサービスの開発にしのぎを削っています。あまり知られていない外商の実態についてざっくばらんに話しました。
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ナイキの「アパレル革命」って何だ?:記者談話室vol52 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説し たり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第53回は「ナイキの『アパレル革命』って何だ?」です。ナイキが9月に発売したアパレルシリーズ「ナイキ フォワード(NIKE FORWARD)」が業界関係者の間で話題になっています。製造工程の合理化やサステナビリティの観点から注目を集めるこのスポーツウエアは、何が画期的なのでしょうか。
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「フォーエバー21」再上陸は成功するか:記者談話室vol.51 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第51回は「『フォーエバー21』再上陸は成功するのか」です。ファストファッションとして一世を風靡しながら業績不振に陥って2019年に日本から撤退した「フォーエバー21」が、来年春、日本に再び上陸します。大手SPAアパレル、アダリストリアと組んだ再挑戦はうまくいくのでしょうか。ざっくばらんに話し合いました。
今回の「記者談話室」は、10月13日にユーチューブでライブ配信しています。その音声をお届けします。
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読書の秋におすすめの本を紹介します:記者談話室vol.50 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説した り、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第50回は「読書の秋におすすめの本を紹介します」です。秋の夜長にぴったりな読み応えのある本を、私たち3人がセレクトしました。話題になった本から相当マニアックな本まで6冊を取り上げます。
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売上高はユニクロ以上!? 「シーイン」を語る:記者談話室vol.49 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第49回は「売上高はユニクロ以上!? 『シーイン』を語る」です。世界で急速に存在感を強めるカジュアルブランド「シーイン」。一説によると売上高は2兆円を超えるそうですが、その実情はほとんど明らかにされていません。数少ないヒントからシーインのビジネスモデルを考察します。
今回の「記者談話室」は、9月22日にユーチューブでライブ配信しています。その音声をお届けします。
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丸の内が再び注目される理由:記者談話室vol.48 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第48回は「丸の内が再び注目される理由」です。丸ビルが建て替え 開業して9月で20年周年を迎えました。大企業のオフィス街だった丸の内はこの20年ほどで、ショッピングやグルメの街へと変貌。コロナによって働き方が変わる中、次のステージに向かおうとしています。
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「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第47回は「リアル店舗の価値を考える」です。EC(ネット通販)の発展に伴い、改めてリアル店舗の価値に注目が集まっています。元AKB48の小嶋陽菜が手がけるD2Cブランド「ハーリップトゥ」の表参道直営店、ユニクロのバーチャル店舗などの事例からデジタル時代に求められるリアル店舗を考えます。
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ZOZOによる受注生産事業の本当の狙い:記者談話室vol.46 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第46回は「ZOZOによる受注生産事業の本当の狙い」です。ファッションEC大手の「ゾゾタウン」を運営するZOZOは、出店するアパレルブランドの服を生産するサービス「メイドバイゾゾ」を開始しました。ECを本業にするZOZOがなぜ生産に進出するのか。かつてのプライベートブランドでの失敗を踏まえて考察してみました。
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今更聞けない「映え」の意味とは 考えたい言葉 vol.28 「WWDJAPAN」ポッドキャストシリーズの連載「考えたい言葉」は、2週間に1回、同期の若手2人がファッション&ビューティ業界で当たり前に使われている言葉について対話します。担当する2人は普段から“当たり前”について疑問を持ち、深く考え、先輩たちからはきっと「めんどうくさい」と思われているだろうな……とビビりつつも、それでも「メディアでは、より良い社会のための言葉を使っていきたい」と思考を続けます。第28弾は、【映え】をテーマに語り合いました。「WWDJAPAN.com」では、2人が対話して見出した言葉の意味を、あくまで1つの考えとして紹介します。
若手2人が考える【映え】
「映(ば)え」は、映(は)えるという動詞が連濁化して、見栄えの良いものを表現する言葉。若者を中心にSNSや写真、目にしたときに全体的に良く写っている状態などを指すものとして「映え」という概念が普及するようになった。2017年の流行語大賞にノミネートされている。風景やスポット、食べ物など、写真に残したときに美しいものを対象に使う。
一方、映えることを優先して、その瞬間や食べ物の場合はその味などを楽しんでいないのではないかという批判の意を込めて、「インスタ蝿」という言葉で「映え」を楽しむ人を揶揄する言葉も生まれた。ただ、実際に「映え」の対象を粗末にする人は先行するイメージほど多くはなく、「映え」を楽しむことがその瞬間を楽しむ文化として浸透している。
2017年ごろの「映え」は、建物にフォトスポット的アレンジを加えたものなど、作られた場所が主流だった。トレンドのスポットやものとして多くの人が同じものを「映え」の対象としていた。しかし22年現在は、自分達でアレンジ・カスタマイズできるものや、生活の延長にあるような、余白のある「映え」が人気となっている。例えば、推しの名前を入れられるドリンクを撮ったり、あえて「うんこミュージアム」に行ったりするなど、自分の美的価値観を表現するようになっている。
【ポッドキャスト】
「WWDJAPAN」ポッドキャストシリーズはSpotifyやApple Podcastsでもお聞きいただけます。
ポッドキャスト配信者
ソーンマヤ:She/Her。翻訳担当。日本の高校を卒業後、オランダのライデン大学に進学して考古学を主専攻に、アムステルダム大学でジェンダー学を副専攻する。今ある社会のあり方を探求すべく勉強を開始したものの、「そもそもこれまで習ってきた歴史観は、どの視点から語られているものなのだろう?」と疑問を持ち、ジェンダー考古学をテーマに研究を進めた。「WWDJAPAN」では翻訳をメインに、メディアの力を通して物事を見る視点を増やせるような記事づくりに励む
佐立武士(さだち・たけし):He/Him。ソーシャルエディター。幼少期をアメリカ・コネチカット州で過ごし、その後は日本とアメリカの高校に通う。早稲田大学国際教養学部を卒業し、新卒でINFASパブリケーションズに入社。在学中はジェンダーとポストコロニアリズムに焦点を置き、ロンドン大学・東洋アフリカ研究学院に留学。学業の傍ら、当事者としてLGBTQ+ウエブメディアでライターをしていた。現在は「WWDJAPAN」のソーシャルメディアとユース向けのコンテンツに注力する。ニックネームはディラン
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8/29/2022 • 19 minutes, 40 seconds 急増するゴルフウエアの新ブランド:記者談話室vol.45 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第45回は「急増するゴルフウエアの新ブランド」です。昨年から今年にかけてゴルフウエアの新ブランドが相次いで発表されています。コロナ下で密にならないレジャーとして注目を集め、若い世代の新規参入が増加したことで、ゴルフのファッションも大きく変わろうとしています。新ブランドラッシュの背景と今後を解説します。
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「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第44回は「三宅一生さんが遺したもの」です。8月5日に84歳で亡くなったデザイナーの三宅一生さんは、世界の服飾史やデザイン史に大きな足跡を遺した人でした。一生さん個人のクリエイションだけでなく、彼の哲学は世代や国境を超えて影響を受けたデザイナーや生産者に受け継がれています。
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「クィア」と「LGBTQ+」はどう違う? 考えたい言葉 vol.27 「WWDJAPAN」ポッドキャストシリーズの連載「考えたい言葉」は、2週間に1回、同期の若手2人がファッション&ビューティ業界で当たり前に使われている言葉について対話します。担当する2人は普段から“当たり前”について疑問を持ち、深く考え、先輩たちからはきっと「めんどうくさい」と思われているだろうな……とビビりつつも、それでも「メディアでは、より良い社会のための言葉を使っていきたい」と思考を続けます。第27弾は、【クィア】をテーマに語り合いました。「WWDJAPAN.com」では、2人が対話して見出した言葉の意味を、あくまで1つの考えとして紹介します。
若手2人が考える【クィア】
「クィア(Queer)」は、元々英語で「風変わり」「普通でない」という意味の言葉。19世紀頃から、ジェンダーやセクシュアリティーとしてのニュアンスが強まり、セクシュアルマイノリティーの人々への侮蔑語として使われていた。1990年代からは当事者たちが自らその言葉を使い、エンパワーメントのためにポジティブな言葉として再解釈する社会運動を行った。このような社会運動のプロセスは、“リアプロプリエーション(reappropriation、意味の取り戻し)”と呼ばれる。
“リアプロプリエーション”を経て、現在ではセクシュアルマイノリティーを指す言葉としてメディアなどでも多用されているものの、軽蔑的に使用されていた頃の記憶から、年配者を中心に拒否反応を示す声が未だにあるのも事実だ。しかし、アルファベットを羅列したLGBTQ+などの用語よりも、「クィア」が好まれている理由もある。“L”は“レズビアン”のようにそれぞれのアルファベットが1つのアイデンティティーを意味しており、多様なセクシュアリティーとジェンダー全てをLGBTQ+という表現で網羅するのは難しいことから“+”が付けられている。対照的に「クィア」は語源から考えても、社会的に”普通”とされてこなかったマジョリティー以外のすべての人を含むことができる、いわゆる“定義しない定義”だといえる。LGBTQ+の“Q”は「クィア」とも解釈されることもあり、この2つが関連していることに違いはないが、ニュアンスや角度によって使い分けられている。
「クィア」という言葉はファッションなどのスタイルとして使われることもある。もちろん「クィア」当事者のすること全てが「クィア」スタイルと解釈もできるが、最近ではある一定のスタイルとして確立されている。安全のために存在を隠すことの多かったセクシュアルマイノリティーが、その反動で色や形などを誇張し、過度に装飾をする“キャンプ(camp)”と呼ばれるスタイルがその代表格だ。また、「クィア」を冠するイベントや店なども増えており、例えば、ロンドンでは「クィア」デザイナーやモデルに焦点を当てた「ロンドン・クィア・ファッションショー(LONDON QUEER FASHION SHOW)」が開催されている。これらは、「クィア」という一定のスタイルを追求する目的ではなく、当事者たちが偏見などを気にせずに自分らしくいられるセーフスペースを提供するという意味合いが強い。
【ポッドキャスト】
「WWDJAPAN」ポッドキャストシリーズはSpotifyやApple Podcastsでもお聞きいただけます。
ポッドキャスト配信者
佐立武士(さだち・たけし):He/Him。ソーシャルエディター。幼少期をアメリカ・コネチカット州で過ごし、その後は日本とアメリカの高校に通う。早稲田大学国際教養学部を卒業し、新卒でINFASパブリケーションズに入社。在学中はジェンダーとポストコロニアリズムに焦点を置き、ロンドン大学・東洋アフリカ研究学院に留学。学業の傍ら、当事者としてLGBTQ+ウエブメディアでライターをしていた。現在は「WWDJAPAN」のソーシャルメディアとユース向けのコンテンツに注力する。ニックネームはディラン
ソーンマヤ:She/Her。翻訳担当。日本の高校を卒業後、オランダのライデン大学に進学して考古学を主専攻に、アムステルダム大学でジェンダー学を副専攻する。今ある社会のあり方を探求すべく勉強を開始したものの、「そもそもこれまで習ってきた歴史観は、どの視点から語られているものなのだろう?」と疑問を持ち、ジェンダー考古学をテーマに研究を進めた。「WWDJAPAN」では翻訳をメインに、メディアの力を通して物事を見る視点を増やせるような記事づくりに励む
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8/15/2022 • 32 minutes, 13 seconds テキスタイルの基礎を学ぼう!:記者談話室vol.43 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第43回は「テキスタイルの基礎を学ぼう!」です。知っているようで案外しらない服の素材について、この分野を専門にする横山記者が解説します。原料にはどんな種類があるのか。横編みと丸編みは何が違うのか。今さら聞けないテキスタイルの基本を分かりやすく説明します。
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「H&M」原宿店が閉店 グローバルSPAに異変?:記者談話室vol.42 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第42回は「『H&M』原宿店が閉店 グローバルSPAに異変?」です。2008年に日本2号店として開店した「H&M」原宿店が8月2日に閉店することが発表されました。ファストファッションブームの震源地になった同店の撤退は、グローバルSPAが曲がり角を迎えていることを象徴します。コロナとデジタル化を受けて市場はどう変わろうとしているのか、語り合いました。
今回の「記者談話室」は、7月28日にユーチューブでライブ配信しています。その音声を一部編集してお届けします。
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「イエベ・ブルベ」って何?似合う色は? 考えたい言葉 vol.26 「WWDJAPAN」ポッドキャストシリーズの連載「考えたい言葉」は、2週間に1回、同期の若手2人がファッション&ビューティ業界で当たり前に使われている言葉について対話します。担当する2人は普段から“当たり前”について疑問を持ち、深く考え、先輩たちからはきっと「めんどうくさい」と思われているだろうな……とビビりつつも、それでも「メディアでは、より良い社会のための言葉を使っていきたい」と思考を続けます。第26弾は、【パーソナルカラー】をテーマに語り合いました。「WWDJAPAN.com」では、2人が対話して見出した言葉の意味を、あくまで1つの考えとして紹介します。
若手2人が考える【パーソナルカラー】
生まれ持った肌、瞳、髪などの色になじむ、似合う色の系統を指すパーソナルカラーは、一般的に“イエローベース(イエベ)”と、“ブルーベース(ブルベ)”に大きく分けられる。さらに細かく“イエベ”の春か秋や、“ブルベ”の夏か冬の4シーズンに分けたスタイルがよく知られる。“イエベ”は暖色系のアンダートーン、“ブルベ”は寒色系のアンダートーンと分類される。似合うカラーの診断だけでなく、「イエベはシルバー系よりゴールド系のアクセサリーの方が似合う」という見方もあるなど、ファッションやメイクに影響力を持つ考えだ。
ファッション&ビューティ業界では接客やサービス体験の向上に使われる傾向があり、販売側も来店客側も、「自分に似合う」ものをより手に入れやすくできるツールとして使われている。ファッションECの日本最大手「ゾゾタウン」を運営するZOZOは、自宅で自分のスマートフォンで計測ができるアシストツール、ZOZOGLASSを手掛け、オンラインでもパーソナルカラー診断に基づいた購買を助けるアイテムを配布している。
一方で、それぞれのパーソナルカラータイプに付随するイメージも形成されている。実際はアンダートーンの診断にも関わらず肌の明るさと混同され、日本の“美白”文化と結び付けられている。“ブルベ”であることを自慢する現象があったり、“イエベ”と診断されることに複雑な感情を抱く人がいたりするのも事実だ。日本特有のトレンドと思われることもあるが、パーソナルカラー診断は人種的にも多様な欧米を起点に「カラーアナリシス(Colour Analysis)」といった名称で広がったもの。クールトーンとウォームトーンという言葉が主流で、表面的な肌の色とは分けて考えられている。ファンデーションの暖色系の色味も、イエローではなくゴールドと呼ぶのも欧米では多い。
近年「イエベ・ブルベ」の概念の発達とネットリテラシーの成熟に伴い、パーソナルカラーとの向き合い方・折り合いの付け方は進化している。当初はカテゴライズすることで、本人が楽しめるファッションやメイクの選択肢を狭めているのではないか、という指摘も多く見受けられたが、2022年現在は新しいカラーに挑戦するきっかけや、似合うファッションの可能性の探求として“占い”程度に試してみるなど、消費者の受け取り方もさまざまだ。
【ポッドキャスト】
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佐立武士(さだち・たけし):He/Him。ソーシャルエディター。幼少期をアメリカ・コネチカット州で過ごし、その後は日本とアメリカの高校に通う。早稲田大学国際教養学部を卒業し、新卒でINFASパブリケーションズに入社。在学中はジェンダーとポストコロニアリズムに焦点を置き、ロンドン大学・東洋アフリカ研究学院に留学。学業の傍ら、当事者としてLGBTQ+ウエブメディアでライターをしていた。現在は「WWDJAPAN」のソーシャルメディアとユース向けのコンテンツに注力する。ニックネームはディラン
ソーンマヤ:She/Her。翻訳担当。日本の高校を卒業後、オランダのライデン大学に進学して考古学を主専攻に、アムステルダム大学でジェンダー学を副専攻する。今ある社会のあり方を探求すべく勉強を開始したものの、「そもそもこれまで習ってきた歴史観は、どの視点から語られているものなのだろう?」と疑問を持ち、ジェンダー考古学をテーマに研究を進めた。「WWDJAPAN」では翻訳をメインに、メディアの力を通して物事を見る視点を増やせるような記事づくりに励む
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7/25/2022 • 25 minutes, 23 seconds ファッション市場の主役世代は50〜60代:記者談話室vol.41 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第41回は「ファッション市場の主役世代は50〜60代」です。少子高齢化が進む日本ですが、ファッション市場では人口構成の過半となった50代以上に向けたアプローチが盛んになっています。「ファッションは若者のマーケット」という従来の常識は、更新を求められています。中高年および高齢者マーケットの現状と今後について話し合いました。
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社長の年収 ファッション&ビューティー業界編:記者談話室vol.40 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第40回は「社長の年収 ファッション&ビューティー業界編」です。誰しも他人の懐具合は気になるところ。では、ファッション&ビューティ業界のリーダーたちはどれくらい稼いでいるのでしょうか。上場企業が発表する有価証券報告書をもとに調べてみました。詳しい一覧は「WWDJAPAN」7月18日号に掲載しています。
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なぜ「透明感」にこだわるのか 考えたい言葉 vol.25 「WWDJAPAN」ポッドキャストシリーズの連載「考えたい言葉」は、2週間に1回、同期の若手2人がファッション&ビューティ業界で当たり前に使われている言葉について対話します。担当する2人は普段から“当たり前”について疑問を持ち、深く考え、先輩たちからはきっと「めんどうくさい」と思われているだろうな……とビビりつつも、それでも「メディアでは、より良い社会のための言葉を使っていきたい」と思考を続けます。第25弾は、【透明感】をテーマに語り合いました。「WWDJAPAN.com」では、2人が対話して見出した言葉の意味を、あくまで1つの考えとして紹介します。
若手2人が考える【透明感】
「透明感」は、辞書的には純粋で濁りのないさまを指す言葉だが、メイクのスタイルや肌の質感などのビューティ、人物の雰囲気などを表すためにも頻繁に使われている。
メイクでは、光が入り込むようなみずみずしいツヤ、抜け感のあるミニマルなポイントメイクなどが「透明感」の演出としてあげられる。またカラーコントロール下地では、黄色とオレンジを打ち消す、寒色系のパープルやブルーなどが「透明感」を出すとされる。水やガラスなど透明なものが寒色系の色を連想させることが理由と考えられる。スキンケアでは、“くすみ”がない様などを指す。肌の清浄やメイク以外の効果として商品に記載すると化粧品として承認された効果の範囲を超えてしまうので注意が必要だ。また、本来「透明感」と肌の白さは関係ないが、「美白」という日本の美の基準と交差し、時に同義語として扱われている。
人物の雰囲気では、涼しげなイメージや純粋な雰囲気を抽象的に表す。特に、主に若い女性に使われ、いわゆる“清純派女優”のイメージに直結している。「透明感」を、英語をはじめとする他言語に訳すことは難しく、“透明”であることが人物に褒め言葉として使われるのは文化的にも珍しい。
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佐立武士(さだち・たけし):He/Him。ソーシャルエディター。幼少期をアメリカ・コネチカット州で過ごし、その後は日本とアメリカの高校に通う。早稲田大学国際教養学部を卒業し、新卒でINFASパブリケーションズに入社。在学中はジェンダーとポストコロニアリズムに焦点を置き、ロンドン大学・東洋アフリカ研究学院に留学。学業の傍ら、当事者としてLGBTQ+ウエブメディアでライターをしていた。現在は「WWDJAPAN」のソーシャルメディアとユース向けのコンテンツに注力する。ニックネームはディラン
ソーンマヤ:She/Her。翻訳担当。日本の高校を卒業後、オランダのライデン大学に進学して考古学を主専攻に、アムステルダム大学でジェンダー学を副専攻する。今ある社会のあり方を探求すべく勉強を開始したものの、「そもそもこれまで習ってきた歴史観は、どの視点から語られているものなのだろう?」と疑問を持ち、ジェンダー考古学をテーマに研究を進めた。「WWDJAPAN」では翻訳をメインに、メディアの力を通して物事を見る視点を増やせるような記事づくりに励む
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7/11/2022 • 20 minutes, 37 seconds 百貨店の復活のカギは「新富裕層」:記者談話室vol.39 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第39回は「百貨店の復活のカギは『新富裕層』」です。百貨店ではラグジュアリーブランドや高級時計、宝飾品、美術品などが売れに売れています。けん引するのは20〜40代の若い富裕層。彼ら彼女らを呼び込むべく知恵をしぼる百貨店について話し合いました。
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秋冬のファッショントレンドを考える:記者談話室Vol.38 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第38回は「秋冬のファッショントレンドを考える」です。トレンド不在と言われるようになって久しいですが、2022-23年秋冬の婦人服はコロナ明けのポジティブなムードを反映してか、各ブランドがユニークな打ち出しを行なっています。秋冬のトレンドを予想するとともに、そもそもトレンドとは何かを考えました。
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「推し活」×ファッションの可能性 ポッドキャスト連載:考えたい言葉 vol.24 「WWDJAPAN」ポッドキャストシリーズの連載「考えたい言葉」は、2週間に1回、同期の若手2人がファッション&ビューティ業界で当たり前に使われている言葉について対話します。担当する2人は普段から“当たり前”について疑問を持ち、深く考え、先輩たちからはきっと「めんどうくさい」と思われているだろうな……とビビりつつも、それでも「メディアでは、より良い社会のための言葉を使っていきたい」と思考を続けます。第24弾は、【推し活】をテーマに語り合いました。「WWDJAPAN.com」では、2人が対話して見出した言葉の意味を、あくまで1つの考えとして紹介します。
若手2人が考える【推し活】
「推し活」とは、応援している芸能人やアイドル、キャラクターなどをグッズやイベント参加などを通して支援する活動。これまでもファンという形で熱心に応援する文化はあり、推す対象と仲良くなりたい、近づきたいといった感情を原動力に支援してきた。一方2022年現在広まっている「推し活」の概念は、プロとして活動する推しを見守る形で、推し活を通して“オタク”同士で情報や気持ちを共有したりして、コミュニティー意識やアイデンティティーを形成しているのが特徴だ。それゆえ、推しへの愛に対して見返りを求める応援は少なく、「推しが尊い」「推ししか勝たん」といった“存在しているだけでありがたい”という感情を糧にする人が増加している。
「推し活」はグッズ製作会社やレコード会社のみならず、ライブやイベントに行く地域などの宿泊や交通、飲食といった幅広い業界に経済的に貢献をしている。矢野経済研究所が2020年12月に発表した調査によると、その経済効果は6000億円以上だという。購買活動といった直接的な活動に加えて、今はメイクやコーディネートに推しの要素を取り入れたり、推しと同じものを身につけたり、グッズや書籍を創作したりするようにもなった。
この“推し活需要”に着目し、ライブ用のうちわが入るバッグやペンライトなどが収納できるポーチを開発するブランド、さらに推し活用のレンタル服サービスも出てくるようになった。これらは推しのメンバーカラー(グループに所属している場合、多くのアイドルは自分を象徴するカラーがある)のものを持てるようにカラーバリエーションが豊富なのと、“オタバレ(オタクだと周囲に知られること)”しない日常使いもできるもので人気。これまで特にジャニーズ系のファンがライブに“参戦”するときは、カラーがはっきりとしたオーバーオールやチュチュを着たりして、どれだけ全身で派手にコーディネートできるかを楽しんでいる印象だったが、近年の推し活では、日常使いできるファッションやメイクに推しのエッセンスを盛り込んで楽しむ文化が普及している。
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佐立武士(さだち・たけし):He/Him。ソーシャルエディター。幼少期をアメリカ・コネチカット州で過ごし、その後は日本とアメリカの高校に通う。早稲田大学国際教養学部を卒業し、新卒でINFASパブリケーションズに入社。在学中はジェンダーとポストコロニアリズムに焦点を置き、ロンドン大学・東洋アフリカ研究学院に留学。学業の傍ら、当事者としてLGBTQ+ウエブメディアでライターをしていた。現在は「WWDJAPAN」のソーシャルメディアとユース向けのコンテンツに注力する。ニックネームはディラン
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6/27/2022 • 24 minutes, 3 seconds 人気急上昇「シーイン」の謎:記者談話室vol.37 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第37回は「人気急上昇『シーイン』の謎」です。ネット通販専業のファッションブランド「シーイン」が若い世代を中心に支持を広げています。最大の特徴は圧倒的な数の新商品を低価格で提供していることですが、メディアの取材も受けないため、会社やビジネスモデルは分からないことだらけ。何がそんなにすごいのか、基本的なことから整理してみました。
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「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第36回は「ユニクロ値上げの衝撃」です。原材料費の高騰や円安が加速して、食品や日用品、光熱費などの値上げが相次ぐ中、アパレル最大手ユニクロが秋冬物の一部商品の値上げを発表しました。プライスリーダーであるユニクロの決断は、どんな影響をもたらすのでしょうか。
今回の「記者談話室」は、6月15日にユーチューブでライブ配信しています。その音声を一部編集してお届けします。
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ファッション業界の「女性リーダー」たち:記者談話室vol.35 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第35回は「ファッション業界の『女性リーダー』を考える」です。WWDJAPAN6月13日号では女性リーダーに関する特集をお送りしています。今回は特集にちなみ、ファッション業界で活躍する女性たちをいろんなジャンルから紹介します。
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【今回のキーワード】
ファッション業界では女性が活躍していない?/女性が活躍する企業/高島屋の石原一子氏/百貨店の店長は一国一城の主人/商社や繊維メーカー/テキスタイルデザインのわたなべひろこ氏/須藤玲子氏/宇仁繊維社長の宇仁麻美子氏/アルページュ社長の野口麻衣子氏/スノーピーク社長の山井梨沙氏/ヨネックス社長のアリサヨネヤマ氏/朝ドラ/アントレプレナー/尾原容子氏と「ファッションビジネス」
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「垢抜け」の本当の意味は? ポッドキャスト連載:考えたい言葉vol.23 「WWDJAPAN」ポッドキャストシリーズの連載「考えたい言葉」は、2週間に1回、同期の若手2人がファッション&ビューティ業界で当たり前に使われている言葉について対話します。担当する2人は普段から“当たり前”について疑問を持ち、深く考え、先輩たちからはきっと「めんどうくさい」と思われているだろうな……とビビりつつも、それでも「メディアでは、より良い社会のための言葉を使っていきたい」と思考を続けます。第23弾は、【垢抜け】をテーマに語り合いました。「WWDJAPAN.com」では、2人が対話して見出した言葉の意味を、あくまで1つの考えとして紹介します。
若手2人が考える【垢抜け】
「垢抜け」は、主に外見が過去の自分と比べ洗練されることを指す。ヘアスタイルやファッション、スキンケア、メイクアップなどさまざまな要因での変化があり、ソーシャルメディアでは近年その“ビフォー”と”アフター”のインパクトを題材にしたコンテンツが多く見られる。英語でも、“輝く(glow)”と“成長する(grow up)”を掛けた“グローアップ(glow up)”という表現がほぼ同意義で使われている。「垢抜け」の逆として「芋っぽい」などの表現が使われることが多い。垢抜けるためにすることのリストによく上がるのは、髪色を変える、ダイエットで痩せる、トレンドの洋服を着ることやメガネを外す、“癖毛”を直毛にするなど。アメリカではそれに加え、歯列矯正が外れる時期とよく関連づけられる。垢抜けの像が確立されることで、自分自身の髪の毛のテクスチャー、体型・骨格や肌の色などを“直すべき”ものと捉えられてしまう可能性もある。個性を活かすどころか、“美の基準”を強化することになるとも言える。
言葉の本来の意味は、垢や汚れが落ちてさっぱりし、本来の姿に近づいたというニュアンスで「一皮むける」や「原石を磨く」という表現と共通するイメージがある。最近の海外の「グローアップ」のトレンドでは、社会の目を気にしていた過去と、周りの目を気にせず自分らしい格好ができるようになった現在を比較するようなコンテンツも増え、「垢抜け」の本来の意味を再考することにつながるかもしれない。
【ポッドキャスト】
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ポッドキャスト配信者
佐立武士(さだち・たけし):He/Him。ソーシャルエディター。幼少期をアメリカ・コネチカット州で過ごし、その後は日本とアメリカの高校に通う。早稲田大学国際教養学部を卒業し、新卒でINFASパブリケーションズに入社。在学中はジェンダーとポストコロニアリズムに焦点を置き、ロンドン大学・東洋アフリカ研究学院に留学。学業の傍ら、当事者としてLGBTQ+ウエブメディアでライターをしていた。現在は「WWDJAPAN」のソーシャルメディアとユース向けのコンテンツに注力する。ニックネームはディラン
ソーンマヤ:She/Her。翻訳担当。日本の高校を卒業後、オランダのライデン大学に進学して考古学を主専攻に、アムステルダム大学でジェンダー学を副専攻する。今ある社会のあり方を探求すべく勉強を開始したものの、「そもそもこれまで習ってきた歴史観は、どの視点から語られているものなのだろう?」と疑問を持ち、ジェンダー考古学をテーマに研究を進めた。「WWDJAPAN」では翻訳をメインに、メディアの力を通して物事を見る視点を増やせるような記事づくりに励む
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6/10/2022 • 30 minutes, 32 seconds 終了決定「ゾゾスーツ」とは何だったのか:記者談話室vol.34 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第34回は「終了決定『ゾゾスーツ』とは何だったのか」です。ファッションEC最大手のZOZOは、ゾゾスーツのサービスを6月23日で終了すると発表しました。“アパレル革命“を期待され、鳴り物入りでスタートしたゾゾスーツはなぜ撤退を余儀なくされたのか。一方で、ファッション業界に何を残したのか。じっくり検証します。
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【今回のキーワード】
プライベートブランド「ZOZO」のための計測スーツだった/アクティブユーザーは減っていた/足計測ゾゾマット、肌色診断ゾゾグラス/企業向けのゾゾスーツ2とは/時価総額が跳ね上がった/幻の「3年後2000億円計画」/ゾゾスーツは何を変えようとしたのか/マスカスタマイゼーション/アディダスのスピードファクトリー/紳士服のスーツ/身体の3Dデータ/CADから独自開発/アパレル革命を目指していた/前澤社長の電撃退任/ゾゾアリガトによるアパレル離反/後任の澤田社長/「似合う」を研究/引き継がれるもの/ファッションの総合プラットフォーム
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「ロエベ」のディレクターが異色のキャリアや憧れのオノ・ヨーコ&北村道子を語る 音声配信「LOVE=好きの先の幸せ」 Vol.8 「LOVE=好きの先の幸せ」は、川島蓉子ジャーナリストが毎回「LOVE=好き」がある人との対談を通して幸せを伝える音声番組です。
今回のゲス トは、ロエベジャパンでマーケティング&コミュニケーションディレクターを務める澤井愛佳さん。米国のKDDIからプロダクションファームを経てファッション業界に飛び込んだ経緯や想い、憧れのオノ・ヨーコに通じるという衣装家、北村道子との仕事について伺いました。
川島蓉子:1961年新潟市生まれ。早稲田大学商学部卒業、文化服装学院マーチャンダイジング科修了。伊藤忠ファッションシステム株式会社取締役。ifs未来研究所所長。ジャーナリスト。日経ビジネスオンラインや読売新聞で連載を持つ。著書に『TSUTAYAの謎』『社長、そのデザインでは売れません!』(日経BP社)、『ビームス戦略』(PHP研究所)、『伊勢丹な人々』(日本経済新聞社)、『すいません、ほぼ日の経営。』などがある。1年365日、毎朝、午前3時起床で原稿を書く暮らしを20年来続けている
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コロナ後に消費はどう変わるか:記者談話室vol.33 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第33回は「コロナ後に消費はどう変わるか」です。2年以上に及んだパンデミックが落ち着き、日本でも移動やイベントの制限、海外旅行客の受け入れ、そしてマスクの着用などについて段階的に緩和が進みます。ファッションの消費も復活するのでしょうか。
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【今回のキーワード】
カラーパンツの女性増加/円安で訪日客にとっては買い物天国/業界人はハワイが好き/マスクが取れる日は来るか/口紅が売れる?/物価高/小型スーツケースが売れ始めた/テイクアンドギヴ・ニーズのブティックホテル出店攻勢/屋上に必ずプールとバー/ビジネスウーマンに浸透したリュックサック/ハイヒールの女性が増えた/コロナ禍の反動/ツィードの復活/デニム/富裕層市場/シーイン
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「ミューズ」と「アンバサダー」違いは? ポッドキャスト連載:考えたい言葉 vol.22 「WWDJAPAN」ポッドキャストシリーズの連載「考えたい言葉」は、2週間に1回、同期の若手2人がファッション&ビューティ業界で当たり前に使われている言葉について対話します。担当する2人は普段から“当たり前”について疑問を持ち、深く考え、先輩たちからはきっと「めんどうくさい」と思われているだろうな……とビビりつつも、それでも「メディアでは、より良い社会のための言葉を使っていきたい」と思考を続けます。第22弾は、【ミューズ】をテーマに語り合いました。「WWDJAPAN.com」では、2人が対話して見出した言葉の意味を、あくまで1つの考えとして紹介します。
若手2人が考える【ミューズ】
「ミューズ(muse)」の語源は、ギリシャ神話における文芸、音楽、芸術、学問などをつかさどる女神である、ムーサ。博物館や美術館を意味する英語の「ミュージアム(museam)」も、「ムーサ」を祀る神殿として同じ語源とされている。芸術に関連する女神で合ったことから、作品のモデル兼芸術家の妻や愛人など、インスピレーションの源となる人物を指すようになった。ピカソが作品に描いた何人もの妻と愛人たちもひとまとめにミューズと称されており、人を陶酔させる魅力を放つ女性たちの呼称に変わっていった。
ファッション&ビューティ業界でもデザイナーが発表するコレクションや新キャンペーンなどにおいて、クリエイティビティーを刺激する存在がミューズと呼ばれる。例えば、「ジバンシィ(GIVENCHY)」の創業デザイナーであるユベール・ド・ジバンシィ(Hubert de Givenchy)のミューズはオードリー・ヘプバーン(Audrey Hepburn)をであったとされている。「シャネル(CHANEL)」のデザイナーを務めた、故カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)氏は、80年代は、イネス・ド・ラ・フレサンジュ(Inès de la Fressange)を90年代にはクラウディア・シファー(Claudia Schiffer)をそれぞれミューズとしていたと言われる。
ミューズというとセンシュアルでロマンチックな印象もあるが、一方で芸術家によるモデルの一方的な搾取ともいえる不均衡な関係性がある危うさがある。女性はジェンダーによって芸術家になるという選択肢が持てなかった歴史もある中で、“ミューズ”とされる人物の多くはしかるべきクレジットを与えられておらず、また一方的にオブジェ的に見られるものとなってきた側面がある。クリエイティビティの中で女性が男性の欲の対象としてのみ人格が見とめられる権力構造を指す、メールゲーズ(male gaze)も指摘される。
ミューズと同等の意味を持つものには、「ブランドアンバサダー」などが挙げられる。これらは対等な関係性と、仕事上のパートナーとして敬意がある関係としてブランドの顔を指す印象。
ただ、「ブランドアンバサダー」は商業的な関係に限定しているケースも多く、より深い関係性がうかがえるミューズという表現を使用する場合もある。
【ポッドキャスト】
「WWDJAPAN」ポッドキャストシリーズはSpotifyやApple Podcastsでもお聞きいただけます。
ポッドキャスト配信者
ソーンマヤ:She/Her。翻訳担当。日本の高校を卒業後、オランダのライデン大学に進学して考古学を主専攻に、アムステルダム大学でジェンダー学を副専攻する。今ある社会のあり方を探求すべく勉強を開始したものの、「そもそもこれまで習ってきた歴史観は、どの視点から語られているものなのだろう?」と疑問を持ち、ジェンダー考古学をテーマに研究を進めた。「WWDJAPAN」では翻訳をメインに、メディアの力を通して物事を見る視点を増やせるような記事づくりに励む
佐立武士(さだち・たけし):He/Him。ソーシャルエディター。幼少期をアメリカ・コネチカット州で過ごし、その後は日本とアメリカの高校に通う。早稲田大学国際教養学部を卒業し、新卒でINFASパブリケーションズに入社。在学中はジェンダーとポストコロニアリズムに焦点を置き、ロンドン大学・東洋アフリカ研究学院に留学。学業の傍ら、当事者としてLGBTQ+ウエブメディアでライターをしていた。現在は「WWDJAPAN」のソーシャルメディアとユース向けのコンテンツに注力する。ニックネームはディラン
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5/27/2022 • 21 minutes, 24 seconds 「ユニクロ」のモノ作りの秘密:記者談話室vol.32 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第32回は「『ユニクロ』のモノ作りの秘密」です。いまや日本の国民服のような存在になり、グローバルでも成長を続けるユニクロ。数々の定番品やヒット商品はどのようにして生まれるのでしょうか。
「記者談話室」へのご意見ご感想をこちらまでお寄せください。
【今回のキーワード】
マルニとのコラボ/R&D/定番品を売り続ける/「ユニクロTシャツの●年物がいい」/マスターピース/膨大な客の声を反映/有明プロジェクト/都心にニット工場/情報製造小売業/データアナリスト/VOC/ローランドもびっくり/仕掛け人の勝田幸宏執行役員/「+J」を着たジル・サンダー氏にばったり会った/ポスト柳井/サプライヤーからの信頼/影響力の大きさ/小売業界で活躍する柳井門下生/カイハラ
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「プライド」はなぜ”LGBTQ+用語”になったの? ポッドキャスト連載:考えたい言葉 vol.21 「WWDJAPAN」ポッドキャストシリーズの連載「考えたい言葉」は、2週間に1回、同期の若手2人がファッション&ビューティ業界で当たり前に使われている言葉について対話します。担当する2人は普段から"当たり前"について疑問を持ち、深く考え、先輩たちからはきっと「めんどうくさい」と思われているだろうな……とビビりつつも、それでも「メディアでは、より良い社会のための言葉を使っていきたい」と思考を続けます。第21弾は、「東京レインボープライド」の取材を通して感じたことを含め、【プライド】をテーマに語り合いました。「WWDJAPAN.com」では、2人が対話して見出した言葉の意味を、あくまで1つの考えとして紹介します。
若手2人が考える【プライド】
「プライド(pride)」は、英語で"誇り"や"自尊心"を意味し、日本語でも同様の意味で常用される。英語圏では近年、「プライド」はLGBTQ+コミュニティーの"誇り"や"自尊心"を指すことが多い。西洋では特にキリスト教の影響で、同性愛が"罪"であり、"恥(シェイム、shame)"であるとされてきたことから、その反対である「プライド」という言葉を使って社会運動を始めたとされる。
派生して、LGBTQ+マーチやパレードなどのイベント自体を「プライド」と呼ぶこともある。この発祥は、1969年にLGBTQ+のコミュニティーが集まるバー、ストーンウオール・イン(Stonewall Inn)の客が度重なる警察の踏み込み捜査に立ち向かい、デモを起こしたこととされている。当時、アメリカでは同性間の性的交渉や"自身の性別に合った洋服や髪型"でないことを理由に逮捕されるなど、性的少数者は法的、社会的な抑圧を経験していた。現在では、LGBTQ+の人権や社会的地位の進歩に伴い、音楽と共にダンスをしながら行進し、派手なスタイルを楽しんだり、お酒を飲んだりと"祝い"のニュアンスが強くなった地域も少なくない。日本最大のプライドイベントである「東京レインボープライド」は、1994年にレズビアン&ゲイパレードとして始まり、現在では多くの企業や各国大使館が参加する規模にまで広がった。
【ポッドキャスト】
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佐立武士(さだち・たけし):He/Him。ソーシャルエディター。幼少期をアメリカ・コネチカット州で過ごし、その後は日本とアメリカの高校に通う。早稲田大学国際教養学部を卒業し、新卒でINFASパブリケーションズに入社。在学中はジェンダーとポストコロニアリズムに焦点を置き、ロンドン大学・東洋アフリカ研究学院に留学。学業の傍ら、当事者としてLGBTQ+ウエブメディアでライターをしていた。現在は「WWDJAPAN」のソーシャルメディアとユース向けのコンテンツに注力する。ニックネームはディラン
ソーンマヤ:She/Her。翻訳担当。日本の高校を卒業後、オランダのライデン大学に進学して考古学を主専攻に、アムステルダム大学でジェンダー学を副専攻する。今ある社会のあり方を探求すべく勉強を開始したものの、「そもそもこれまで習ってきた歴史観は、どの視点から語られているものなのだろう?」と疑問を持ち、ジェンダー考古学をテーマに研究を進めた。「WWDJAPAN」では翻訳をメインに、メディアの力を通して物事を見る視点を増やせるような記事づくりに励む
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5/16/2022 • 30 minutes, 47 seconds 銀座は本当に「プチプラ化」したの?:記者談話室vol.31 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第31回は「銀座は本当に『プチプラ化』したの?』です。2年を超えるコロナ下は、日本を代表する繁華街・銀座にも変化をもたらしました。特にこの春は「ワークマン」をはじめとした低価格業態の出店が相次いでいます。銀座の今後を占います。
「記者談話室」へのご意見ご感想をこちらまでお寄せください。
【今回のキーワード】
「#ワークマン女子」銀座イグジットメルサ店がオープン/2008年「H&M」1号店の熱狂/100円ショップの「セリア」/「ダイソー」も大賑わい/「スリーコインズ」も出店/家賃下がった?/ラグジュアリーブランドも増加中/「ドーバーストリートマーケット」/ギンザシックスのVIPルーム/東急プラザ銀座/銀座フィルター/1号店が多い場所/三井不動産と三菱地所/「銀座百点」編集長の銀座ベスト3とは?/敷居は高くない/老舗専門店が楽しい
カード:
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今の時代に売れるアパレルの条件:記者談話室vol.30 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第30回は「今の時代に売れるアパレルの条件」です。衣料品が売れないと言われて久しいですが、そんな時代でも人気を集めるアパレルブランドの共通項は何でしょうか。3つのブランドの事例から考察します。
「記者談話室」へのご意見ご感想をこちらまでお寄せください。
【今回のキーワード】
連載で紹介した「アメリ」/デザイナー7人体制/真面目/あまりトレンドを気にしない/ゴルフウエアの「パーリーゲイツ」/1989年デビューなのに成長中/着飾る場を作る/吉野家炎上とブランド愛/「ゴールデンベア」/倒産した小杉産業の創業家出身のトップが手がける/GMSで売る/業界の先人に学ぶ
カード:
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NFTでファッションはどう変わる?【ゲスト:永井幸輔弁護士】:記者談話室vol.29 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第29回は「NFTでファッションはどう変わる?」です。ファッション業界でも注目を集めているNFTについて、この分野に詳しい永井幸輔弁護士をゲストに迎えて分かりやすく解説していただきました。
配信の中で触れられている「パ・リーグEcxiting Moments」は、現在ブロックチェーンを利用しておらず、今後対応を予定しています。
「記者談話室」へのご意見ご感想をこちらまでお寄せください。
【今回のキーワード】
そもそも「NFT」って何?/なぜ注目されているか/ブロックチェーンとは?/きっかけになったNBAのカード/コピーはできてしまう/ウェブ3.0/所有が証明できる/ファッションとNFT/プロフィールピクチャー/コミュニティーに価値がある/アディダスの事例/アンブッシュ/フィジカルとの境がない/キャラクターを通じたアイデンティティの上書き/NFTの市場規模/新しいク リエイティブの創出
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心を掴む「レッドカーペット」ルックとは? 常連たちのスタイルを分析 ポッドキャスト連載:考え たい言葉 vol.20 「WWDJAPAN」ポッドキャストシリーズの連載「考えたい言葉」は、2週間に1回、同期の若手2人がファッション&ビューティ業界で当たり前に使われている言葉について対話します。担当する2人は普段から“当たり前”について疑問を持ち、深く考え、先輩たちからはきっと「めんどうくさい」と思われているだろうな……とビビりつつも、それでも「メディアでは、より良い社会のための言葉を使っていきたい」と思考を続けます。第20弾は、【レッドカーペット】をテーマに語り合いました。「WWDJAPAN.com」では、2人が対話して見出した言葉の意味を、あくまで1つの考えとして紹介します。
若手2人が考える【レッドカーペット】
「レッドカーペット」は、公式な催事などの際に、高官や著名人など、要人を歓迎するために使われるものとして知られている赤い絨毯のことを指す。エンタメ業界では、映画祭や授賞式、プレミア試写会といったイベントの際に、アーティストや俳優陣、製作者らが来場するときに使われる。晴れの舞台を彩るもので、ドレスアップした著名人らが“映える”よう赤い色を使用すると言われている。
エンタメ業界のレッドカーペットは、ファッションシーンとしても注目だ。話題のスターやセレブらがレッドカーペットを歩く際にどのブランドを着用して、どのようにコーディネートするかなど、その着こなしを楽しむのもエンタメの一つとなっている。ブランドのグローバル・アンバサダーを務める著名人らは、こういった主要イベントでブランドアイテムを着用してアピールすることも。例えば、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のグローバル・アンバサダーを務めるK-POPグループのBTSは、たびたび公式の場で同ブランドのアイテムを着用して登場している。
レッドカーペットでの着こなしは、アクセサリーやメイク、ヘアスタイルとどう合わせているかや、その人らしさが活かされているか、テーマに即した格好をしているか、といったさまざまな要因によって人の心を掴むかどうかが決め手となる。レッドカーペットの装いに定評がある“常連”に名前が上がるのは、メイクやヘアースタイルと装いを自分らしく合わせることを得意とする俳優のゼンデイヤ(Zendaya)や、テーマ性のあるイベントでオリジナリティーを存分に発揮するレディー・ガガ(Lady Gaga)、ジェンダーの流動性を楽しむスタイルを披露するハリー・スタイルズ(Harry Styles)、リル ナズX(Lil Nas X)ら。
3月の第94回「アカデミー賞(Academy Awards)」の授賞式では、ゼンデイヤとティモシー・シャラメ(Timothee Chalmette)がジェンダーに基づくドレスコードに挑戦したルックを披露したと話題になった。ゼンデイヤは「ヴァレンティノ(VALENTINO)」の白いクロップド丈のメンズシャツに、シルバーのスカートを合わせて登場。ティモシーは、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」2022年春夏コレクションから、ウィメンズのスーツのセットアップを選択。レースが施されたデザインスーツを、シャツなしで本人らしく着こなした。
また、今年度の「アカデミー賞」におけるトレンドカラーは、赤と見られる。来場者のうち8人がはっきりとした明るい赤を選択した。中でも、「ヴァレンティノ」を着用したアリアナ・デボーズ(Ariana Debose)や、「キャロリーナ ヘレラ(CAROLINA HERRERA)」を着用したトレイシー・エリス・ロス(Tracee Ellis Ross)のように、胸元のカットアウトが特徴のドレスに注目が集まった。自粛ムードから一転して、明るく華やかなものを求める気持ちが高まっているのかもしれない。
同年の「グラミー賞(Grammy Awards)」の第64回授賞式では、歌手J. バルヴィン(J. Balvin)はデザインを施したブルー、アーティストのディプロ(Diplo)もターコイズブルー、ザ・キッド・ラロイ(The Kid Laroi)はピンクの髪色で来場。ギタリストのオメル・フェンディ(Omer Fendi)も赤い髪色で登場した。Z世代はカラーを入れたり、ハイトーンの髪色をしたりも多いと言われる中、43歳のディプロもブルーヘアーで登場したことが話題となった。ヘアカラーの選択に際しては年齢やTPOを意識する心理が働きがちな中、公式の場に堂々と派手髪で登場したこと注目が集まった。ほかにも、生分解する素材を使った“エコドレス”の選択も増え、「公式の場に何を着るか」に想いを馳せたセレブリティーが新しい“当たり前”の構築に貢献していると言えるだろう。
【ポッドキャスト】
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ポッドキャスト配信者
ソーンマヤ:She/Her。翻訳担当。日本の高校を卒業後、オランダのライデン大学に進学して考古学を主専攻に、アムステルダム大学でジェンダー学を副専攻する。今ある社会のあり方を探求すべく勉強を開始したものの、「そもそもこれまで習ってきた歴史観は、どの視点から語られているものなのだろう?」と疑問を持ち、ジェンダー考古学をテーマに研究を進めた。「WWDJAPAN」では翻訳をメインに、メディアの力を通して物事を見る視点を増やせるような記事づくりに励む
佐立武士(さだち・たけし):He/Him。ソーシャルエディター。幼少期をアメリカ・コネチカット州で過ごし、その後は日本とアメリカの高校に通う。早稲田大学国際教養学部を卒業し、新卒でINFASパブリケーションズに入社。在学中はジェンダーとポストコロニアリズムに焦点を置き、ロンドン大学・東洋アフリカ研究学院に留学。学業の傍ら、当事者としてLGBTQ+ウエブメディアでライターをしていた。現在は「WWDJAPAN」のソーシャルメディアとユース向けのコンテンツに注力する。ニックネームはディラン
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4/22/2022 • 24 minutes, 31 seconds 国内外の大手ファッション企業の勢力図:記者談話室vol.28 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第28回は「国内外の大手ファッション企業の勢力図」です。「WWDJAPAN」4月4日号の特集「新入社員のAtoZ」にちなんで、海外および日本の大手ファッション企業の売上高など事業規模について解説します。誰もがよく知る大手企業の新たな一面を紹介します。
「記者談話室」へのご意見ご感想をこちらまでお寄せください。
【今回のキーワード】
世界最大のファッション企業は?/LVMH/世界3位の億万長者/ケリング/リシュモン/シャネル/コングロマリット企業の強み/イディテックス/H&M/ファーストリテイリング/ギャップ/ナイキ/アディダス/サステナビリティの攻防/しまむら/青山商事/AOKIホールディングス/マッシュホールディングス/アダストリア/ハシマ
出演者:
林芳樹(はやし・よしき):1972年、千葉県生まれ。大学卒業後、出版社勤務を経て、98年に業界紙の日本繊維新聞社に入社。広告営業を経て編集記者になり、メンズウエア、スポーツウエア、SPAなどを取材する。2009年2月にINFASパブリケーションズに入社。「WWDジャパン」編集部に配属され、主にビジネスニュースを担当する
横山泰明(よこやま・やすあき):1978年生まれ。繊維・ファッション業界紙「日本繊維新聞」の記者を経て、2010年から「WWDジャパン」で記者。合繊メーカー、素材、商社、EC、ファッションビル、ショッピングセンターを担当。東京外国語大学ヒンディー語専攻出身
五十君花実(いそぎみ・はなみ):1983年、愛知県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、2006年に繊研新聞社に記者として入社。大手アパレル、セレクトショップ、百貨店、デザイナーズブランド、海外コレクションなど一通りの分野を経験した後、2018年3月にINFASパブリケーションズに「WWDジャパン」記者として入社。同年5月からニュースデスク。現在の取材分野はグローバルSPA、ウィメンズアパレル、百貨店など
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「ヴィーナスフォート」とは何だったのか:記者談話室vol.27 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第27回は「『ヴィーナスフォート』とは何だったのか」です。22年の歴史に幕を下ろした東京・青海の「ヴィーナスフォート」を入り口にしながら、ショッピングセンターの変遷や街づくりのあり方について、ああだこうだと話し合いました。
「記者談話室」へのご意見ご感想をこちらまでお寄せください。
【今回のキーワード】
ヴィーナスフォート3月27日閉館/デートコース/イタリアの街並み/ファイナルファンタジー/非日常的商業施設/当初は10年間限定/森ビル/イクスピアリ/サイモン/なぜか南欧風/キッチュ/イオンモール/六本木ヒルズ、表参道ヒルズ/ジョン・ジャーディ/キャナルシティ博多/なんばパークス/臨海副都心は不便/ゼロから街を作る難しさ/アクアシティお台場/デックス東京ビーチ/ダイバーシティ東京プラザ/下北沢/再開発反対運動/小田急電鉄と京王電鉄/チェーン店は入れない/館でなく街を作る/インドで考えた/既にあるものをリビルドする
出演者:
林芳樹(はやし・よしき):1972年、千葉県生まれ。大学卒業後、出版社勤務を経て、98年に業界紙の日本繊維新聞社に入社。広告営業を経て編集記者になり、メンズウエア、スポーツウエア、SPAなどを取材する。2009年2月にINFASパブリケーションズに入社。「WWDジャパン」編集部に配属され、主にビジネスニュースを担当する
横山泰明(よこやま・やすあき):1978年生まれ。繊維・ファッション業界紙「日本繊維新聞」の記者を経て、2010年から「WWDジャパン」で記者。合繊メーカー、素材、商社、EC、ファッションビル、ショッピングセンターを担当。東京外国語大学ヒンディー語専攻出身
五十君花実(いそぎみ・はなみ):1983年、愛知県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、2006年に繊研新聞社に記者として入社。大手アパレル、セレクトショップ、百貨店、デザイナーズブランド、海外コレクションなど一通りの分野を経験した後、2018年3月にINFASパブリケーションズに「WWDジャパン」記者として入社。同年5月からニュースデスク。現在の取材分野はグローバルSPA、ウィメンズアパレル、百貨店など
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小松菜奈やティモシー・シャラメはなぜ「アンニュイ」なのか? ポッドキャスト連載:考えたい言葉 vol.19 「WWDJAPAN」ポッドキャストシリーズの連載「考えたい言葉」は、2週間に1回、同期の若手2人がファッション&ビューティ業界で当たり前に使われている言葉について対話します。担当する2人は普段から“当たり前”について疑問を持ち、深く考え、先輩たちからはきっと「めんどうくさい」と思われているだろうな……とビビりつつも、それでも「メディアでは、より良い社会のための言葉を使っていきたい」と思考を続けます。第19弾は、【アンニュイ】をテーマに語り合いました。「WWDJAPAN.com」では、2人が対話して見出した言葉の意味を、あくまで1つの考えとして紹介します。
ポッドキャスト配信者
佐立武士(さだち・たけし):He/Him。ソーシャルエディター。幼少期をアメリカ・コネチカット州で過ごし、その後は日本とアメリカの高校に通う。早稲田大学国際教養学部を卒業し、新卒でINFASパブリケーションズに入社。在学中はジェンダーとポストコロニアリズムに焦点を置き、ロンドン大学・東洋アフリカ研究学院に留学。学業の傍ら、当事者としてLGBTQ+ウエブメディアでライターをしていた。現在は「WWDJAPAN」のソーシャルメディアとユース向けのコンテンツに注力する。ニックネームはディラン
ソーンマヤ:She/Her。翻訳担当。日本の高校を卒業後、オランダのライデン大学に進学して考古学を主専攻に、アムステルダム大学でジェンダー学を副専攻する。今ある社会のあり方を探求すべく勉強を開始したものの、「そもそもこれまで習ってきた歴史観は、どの視点から語られているものなのだろう?」と疑問を持ち、ジェンダー考古学をテーマに研究を進めた。「WWDJAPAN」では翻訳をメインに、メディアの力を通して物事を見る視点を増やせるような記事づくりに励む
若手2人が考える【アンニュイ】
日本語では、「アンニュイ」はミステリアスな魅力、こなれ感や物憂げな雰囲気を意味し、表情や感情だけでなく、ファッションやビューティーのスタイルの1種としても定着している。語源であるフランス語の"アンニュイ(ennui)"は、疲労、倦怠、退屈や不満を意味し、迷惑を意味する英語の"アノイ(annoy)"とは共通のラテン語のルーツを持つ。英語にも外来語として"アンニュイ"という言葉は存在し、フランス語同様、ポジティブなニュアンスで使われることはほとんどない。
日本では褒め言葉で、メディアでも多用される。ファッションでは、襟付きのシャツなどクラッシーさを残しつつ、ゆったりとしたシルエットでこなれ感を演出するスタイルやくすんだニュートラルカラーの使用などが例に挙げられる。メイクでは、ムーディーな下まぶたのアイシャドウやファッション同様のくすみカラーの使用やそばかすを書き足して抜け感を演出することなどが特徴だ。ほかにも、無造作に見せるためウェーブを作るヘアスタイルや色素を薄く見せるカラコンなどが、「アンニュイ」なビューティとして知られている。いずれもこなれ感や抜け感を故意に作る、"あえて"の美学が根底にあるといえる。しかし、言葉自体がフランス由来であるように西洋的なインスピレーションは明らかで、そばかすやウェーブヘア、色素の薄い瞳など西洋人的な特徴を模倣したいわゆる"外国人風"の一面があることは否定できない。さらに、「アンニュイ」は身につけたものや一時的な感情や表情だけでなく、個人のスタイルや雰囲気を形容するためにも使われるようになっている。セレブリティーでは、小松菜奈やティモシー・シャラメ(Timothee Chalamet)、モトーラ世理奈らの名前が挙げられる。
「アンニュイ」は日本独自の発展を遂げたため、単語自体は存在するフランス語圏や英語圏でも通じないが、近いアイデアは存在する。"サッド・ボーイ(sad boy、sad boi)"は、哀愁や気だるさをファッションや音楽などのライフスタイルで表現する人々を表す。ネガティブな感情を、美しさやオシャレとして解釈をするプロセスは「アンニュイ」に通ずるものがあるが、"〇〇系男子"のように男性のみに使われることが多い。これは、伝統的に積極性や強さが求められてきた男性が、逆にメランコリックな雰囲気で魅力的になっているからだろう。イギリスのバンド、ザ・スミス(The Smiths)のモリッシー(Morrissey)は、ニヒルな歌詞、文学的趣味やソフトなシルエットのファッションから"サッド・ボーイ"のイメージが若い頃にあったほか、「アンニュイ」で名を挙げたティモシー・シャラメも表情や「君の名前で僕を呼んで(Call Me By Your Name)」などの登場作品から同様のイメージがあると言える。また、英語の"エフォートレス(effortless)"は、日本語の"抜け感"のような意味で、「アンニュイ」の脱力感のあるオシャレに近いニュアンスを持つ。
【ポッドキャスト】
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4/8/2022 • 22 minutes, 12 seconds 「D2C」の勝ち筋は見えてきたか:記者談話室vol.26 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第26回は「『D2C』の勝ち筋は見えてきたか」です。この数年で新しいスタンダードとして定着した感のあるD2Cですが、そもそもどんなビジネスモデルを指すのか。今さら聞けないD2Cの基本を紹介しつつ、ネットの世界にとどまらずファッションビルでも存在感を強めるブランドの事例を語り合います。
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【今回のキーワード】
D2Cってそもそも何?/インフルエンサー/ルミネエストの好調ブランド/「メルト ザ レディ」/入店料をとる/D2Cとは成長の通過点/顧客の声を生かしたアップデートの繰り返し/「エイミーストワール」/EC中心だから店舗にカネがかけられる/「アメリヴィンテージ」/SNSからの集客力/SPAからD2C/面を抑える小売業とは別の道/顧客のコメントで製品を改善するユニクロ/在庫や模倣の課題も/商習慣も変わる
出演者:
林芳樹(はやし・よしき):1972年、千葉県生まれ。大学卒業後、出版社勤務を経て、98年に業界紙の日本繊維新聞社に入社。広告営業を経て編集記者になり、メンズウエア、スポーツウエア、SPAなどを取材する。2009年2月にINFASパブリケーションズに入社。「WWDジャパン」編集部に配属され、主にビジネスニュースを担当する
横山泰明(よこやま・やすあき):1978年生まれ。繊維・ファッション業界紙「日本繊維新聞」の記者を経て、2010年から「WWDジャパン」で記者。合繊メーカー、素材、商社、EC、ファッションビル、ショッピングセンターを担当。東京外国語大学ヒンディー語専攻出身
五十君花実(いそぎみ・はなみ):1983年、愛知県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、2006年に繊研新聞社に記者として入社。大手アパレル、セレクトショップ、百貨店、デザイナーズブランド、海外コレクションなど一通りの分野を経験した後、2018年3月にINFASパブリケーションズに「WWDジャパン」記者として入社。同年5月からニュースデスク。現在の取材分野はグローバルSPA、ウィメンズアパレル、百貨店など
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「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第25回は「新入社員にオススメの本」です。4月にファッション企業に入るフレッシュマンのみなさんに、横山、林、五十君が独断と偏見に基づき、おすすめの業界関連本を紹介します。
【今回紹介した本】
「JJとその時代 女のコは雑誌に何を夢見たのか 」(鈴木涼美、光文社新書)/「裸でも生きる~25歳女性起業家の号泣戦記~」(山口絵理子、講談社+α文庫)/「ロンドン・コレクション1984-2017 才気を放つ83人の出発点」(若月美奈、繊研新聞社)/「テクニウム――テクノロジーはどこへ向かうのか?」(ケヴィン・ケリー、みすず書房)/「アパレル興亡」(黒木亮、岩波書店)/「FRUiTS Yearbook vol.01(1997)」( Shoichi Aoki、ストリート編集室)
出演者:
林芳樹(はやし・よしき):1972年、千葉県生まれ。大学卒業後、出版社勤務を経て、98年に業界紙の日本繊維新聞社に入社。広告営業を経て編集記者になり、メンズウエア、スポーツウエア、SPAなどを取材する。2009年2月にINFASパブリケーションズに入社。「WWDジャパン」編集部に配属され、主にビジネスニュースを担当する
横山泰明(よこやま・やすあき):1978年生まれ。繊維・ファッション業界紙「日本繊維新聞」の記者を経て、2010年から「WWDジャパン」で記者。合繊メーカー、素材、商社、EC、ファッションビル、ショッピングセンターを担当。東京外国語大学ヒンディー語専攻出身
五十君花実(いそぎみ・はなみ):1983年、愛知県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、2006年に繊研新聞社に記者として入社。大手アパレル、セレクトショップ、百貨店、デザイナーズブランド、海外コレクションなど一通りの分野を経験した後、2018年3月にINFASパブリケーションズに「WWDジャパン」記者として入社。同年5月からニュースデスク。現在の取材分野はグローバルSPA、ウィメンズアパレル、百貨店など
「記者談話室」へのご意見ご感想をこちらまでお寄せください。
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現代の「ドレスコード」とは? ポッドキャスト連載:考えたい言葉 vol.18 「WWDJAPAN」ポッドキャストシリーズの連載「考えたい言葉」は、2週間に1回、同期の若手2人がファッション&ビューティ業界で当たり前に使われている言葉について対話します。担当する2人は普段から“当たり前”について疑問を持ち、深く考え、先輩たちからはきっと「めんどうくさい」と思われているだろうな……とビビりつつも、それでも「メディアでは、より良い社会のための言葉を使っていきたい」と思考を続けます。第18弾は、【ドレスコード】をテーマに語り合いました。「WWDJAPAN.com」では、2人が対話して見出した言葉の意味を、あくまで1つの考えとして紹介します。
ポッドキャスト配信者
ソーンマヤ:She/Her。翻訳担当。日本の高校を卒業後、オランダのライデン大学に進学して考古学を主専攻に、アムステルダム大学でジェンダー学を副専攻する。今ある社会のあり方を探求すべく勉強を開始したものの、「そもそもこれまで習ってきた歴史観は、どの視点から語られているものなのだろう?」と疑問を持ち、ジェンダー考古学をテーマに研究を進めた。「WWDJAPAN」では翻訳をメインに、メディアの力を通して物事を見る視点を増やせるような記事づくりに励む
佐立武士(さだち・たけし):He/Him。ソーシャルエディター。幼少期をアメリカ・コネチカット州で過ごし、その後は日本とアメリカの高校に通う。早稲田大学国際教養学部を卒業し、新卒でINFASパブリケーションズに入社。在学中はジェンダーとポストコロニアリズムに焦点を置き、ロンドン大学・東洋アフリカ研究学院に留学。学業の傍ら、当事者としてLGBTQ+ウエブメディアでライターをしていた。現在は「WWDJAPAN」のソーシャルメディアとユース向けのコンテンツに注力する。ニックネームはディラン
若手2人が考える【ドレスコード】
ドレスコードは日本語では「服装規程」と呼ばれ、TPOにふさわしい装いのガイドラインやルールを指す。公衆では服を着用することなど法律やモラルで定められるもの、宗教で勧められた服装、行事を含めた文化的な理由で着るもの、職場や学校といった機関が設定する制服、年齢や性別などコミュニティー内で暗黙の了解で決められるものまで、さまざまなレベルで存在する。
行事で定められるドレスコードには、例えば結婚式でドレスを着る場合、花嫁のドレスと同じ色は避けて主役より目立つことを控え、露出を抑えたアイテムを選ぶことなどが挙げられる。成人式や卒業式でも、振袖やスーツが晴れの日にふさわしい装いとされている。近年では、ジェンダーによって男性はスーツ、女性は華やかなものを着用するべきだという固定観念に挑戦する装いも見られるようになっている。
職場では、スーツがビジネスの場におけるドレスコードとなっており、男性はネクタイやジャケットでカジュアルさを調整する。明治維新をきっかけに、洋風の生活様式が取り入れられた際に男性社会に“近代的”装いとして普及したスーツだが、日本の高温多湿な気候や地球温暖化による温度上昇によって限界を感じるようになり、「男性はスーツ」という価値観も見直されつつある。石川優実が提唱した「#KuToo」は、女性に対する職場の服装規程で、ヒールのあるパンプスを履くことの強制や、高さまで指定する風習に意義を唱えた。
イスラム教徒の女性は頭部を覆うスカーフであるヒジャブを巻くなど、宗教的観点からもドレスコードは存在する。またイスラム圏では、宗教的施設を観光したり、海水浴場に行ったりする場合は、所属する宗教に関わらず女性は露出を控えるルールを設ける空間もある。ただ近年は、“イスラム・フォビア”にも見られるように、イスラム教に対するヘイトが集まっており、ヒジャブを“抑圧の象徴”とみなす宗教的偏見がある。2016年にはフランスで、イスラム教徒の女性が着用する肌を覆う水着“ブルキニ(burkini)”の着用を禁止する事態にも発展した。
スポーツの場でも、ユニホームを通したドレスコードは存在する。特に女性選手のユニホームは、競泳やビーチバレー、陸上競技や体操競技など、幅広いジャンルでレオタードや上下のセパレート型のものなど、露出の多いウエアが採用されている。21年7月には、ノルウェーの女子ビーチハンドボール選手らが規定のビキニ着用を拒否し、太ももに当たる短いパンツで試合に挑んだところ、欧州ハンドボール連盟により罰金が科された。居心地の悪さや性的に見られることに抗議する選手がいても、誰もがプレー中の何を着用するか自由に選べない現状がある。
一方、クラブなどのカルチャーシーンにおけるドレスコードには、テーマを設けたり入場者の装いをある程度そろえたりして、世界観を創ることもある。ドレスコードというとカジュアルなものや個性を排除して、社会のために“固い”服装をすることが根底にあると感じられるが、オールホワイトや1970年代風のファッションをテーマにしたものなど、遊び心のあるドレスコードもある。ドイツ・ベルリンのクラブ「ベルグハイン(BERGHEIN)」はドレスコードの基準を明記していないものの、厳しい入場規制があることで知られている。判断基準が不明瞭であることから、ドレスコード以外にも、その人の体形やジェンダー、人種などのバイアスによって入場規制がかかっているのではないかと指摘する声も存在する。
ドレスコードを理解する上で大事なのは、「誰のためにあるものなのか」「何を守ろうとしているのか」を考えることなのではないだろうか。漠然と“社会のTPO”を考えてしまうと、何を尊重するためのルールであるのかから離れてしまう。大手企業の中にはスーツ規程や髪色の規定を見直すところも増えており、服装の選択肢が広がっている風潮がある。ドレスコードの意味を理解してその場や人に敬意を払いつつ、ただ個人を“縛る”だけではないあり方が見つけられるはずだ。
【ポッドキャスト】
「WWDJAPAN」ポッドキャストシリーズはSpotifyやApple Podcastsでもお聞きいただけます。
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3/25/2022 • 29 minutes, 11 seconds ワークマンはプロレスである:記者談話室vol.24 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第24回は「ワークマンはプロレスである」です。作業服から派生したアウトドアウエアで人気沸騰のワークマン。この春もキャンプ用品の発売や銀座への出店で話題をさらっています。「機能的なのに安い」だけでない強さの秘密に迫ります。
【今回のキーワード】
銀座に出店/郊外でも辺鄙な場所/駐車場にハイエース/都市生活者は未だワークマンを見たことない/東は荒川、西は環八が出店限界だった/ワークマンの服を着ている人を見かけたことありますか/売上高は5年で2倍の1500億円台/ストロングスタイル/土屋哲雄専務/ベイシアグループ/マーケティングの教科書/リーバイス/ユーザーの後を追いかける/対立構造をあおるプレスリリース
出演者:
林芳樹(はやし・よしき):1972年、千葉県生まれ。大学卒業後、出版社勤務を経て、98年に業界紙の日本繊維新聞社に入社。広告営業を経て編集記者になり、メンズウエア、スポーツウエア、SPAなどを取材する。2009年2月にINFASパブリケーションズに入社。「WWDジャパン」編集部に配属され、主にビジネスニュースを担当する
横山泰明(よこやま・やすあき):1978年生まれ。繊維・ファッション業界紙「日本繊維新聞」の記者を経て、2010年から「WWDジャパン」で記者。合繊メーカー、素材、商社、EC、ファッションビル、ショッピングセンターを担当。東京外国語大学ヒンディー語専攻出身
五十君花実(いそぎみ・はなみ):1983年、愛知県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、2006年に繊研新聞社に記者として入社。大手アパレル、セレクトショップ、百貨店、デザイナーズブランド、海外コレクションなど一通りの分野を経験した後、2018年3月にINFASパブリケーションズに「WWDジャパン」記者として入社。同年5月からニュースデスク。現在の取材分野はグローバルSPA、ウィメンズアパレル、百貨店など
「記者談話室」へのご意見ご感想をこちらまでお寄せください。
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「ネクストリーダー」の条件を考える:記者談話室vol.23 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第23回は「『ネクストリーダー』の条件を考える」です。WWDJAPANではファッション業界やビューティ業界の今後を担う「ネクストリーダー」を選出しています。新しい時代を切り開く若手リーダーとはどんな人たちなのでしょうか。受賞者が登壇したイベント「Next Generation Forum」(3月2日、ルミネ・WWDJAPAN共催)をアーカイブ配信しています。下記の特設サイトから登録し、ぜひご視聴ください。
「Next Generation Forum」特設サイト
【今回のキーワード】
WOTAの前田瑶介さん/持ち運べる浄水場/エブルの佐藤怜さん/アートとイヤホン/人柄/三越伊勢丹の神谷将太さん/廃棄デニム/社会課題の解消/ブラストの石井リナさん/女性のエンパワーメント/米ダイアン フォン ファステンバーグのギャビー・ヒラタさん/さまざまなリーダーの形/経営者・小嶋陽菜さん/アイドルとして培った経営感覚
出演者:
林芳樹(はやし・よしき):1972年、千葉県生まれ。大学卒業後、出版社勤務を経て、98年に業界紙の日本繊維新聞社に入社。広告営業を経て編集記者になり、メンズウエア、スポーツウエア、SPAなどを取材する。2009年2月にINFASパブリケーションズに入社。「WWDジャパン」編集部に配属され、主にビジネスニュースを担当する
横山泰明(よこやま・やすあき):1978年生まれ。繊維・ファッション業界紙「日本繊維新聞」の記者を経て、2010年から「WWDジャパン」で記者。合繊メーカー、素材、商社、EC、ファッションビル、ショッピングセンターを担当。東京外国語大学ヒンディー語専攻出身
五十君花実(いそぎみ・はなみ):1983年、愛知県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、2006年に繊研新聞社に記者として入社。大手アパレル、セレクトショップ、百貨店、デザイナーズブランド、海外コレクションなど一通りの分野を経験した後、2018年3月にINFASパブリケーションズに「WWDジャパン」記者として入社。同年5月からニュースデスク。現在の取材分野はグローバルSPA、ウィメンズアパレル、百貨店など
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アウトドアからK-POP衣装まで、「テックウエア」の正体とは? ポッドキャスト連載:考えたい言葉 vol.17 「WWDJAPAN」ポッドキャストシリーズの連載「考えたい言葉」は、2週間に1回、同期の若手2人がファッション&ビューティ業界で当たり前に使われている言葉について対話します。担当する2人は普段から“当たり前”について疑問を持ち、深く考え、先輩たちからはきっと「めんどうくさい」と思われているだろうな……とビビりつつも、それでも「メディアでは、より良い社会のための言葉を使っていきたい」と思考を続けます。第17弾は、【テックウエア】をテーマに語り合いました。「WWDJAPAN.com」では、2人が対話して見出した言葉の意味を、あくまで1つの考えとして紹介します。
ポッドキャスト配信者
佐立武士(さだち・たけし):He/Him。入社2年目、ソーシャルエディター。幼少期をアメリカ・コネチカット州で過ごし、その後は日本とアメリカの高校に通う。早稲田大学国際教養学部を卒業し、新卒でINFASパブリケーションズに入社。在学中はジェンダーとポストコロニアリズムに焦点を置き、ロンドン大学・東洋アフリカ研究学院に留学。学業の傍ら、当事者としてLGBTQ+ウエブメディアでライターをしていた。現在は「WWDJAPAN」のソーシャルメディアとユース向けのコンテンツに注力する。ニックネームはディラン
ソーンマヤ:She/Her。入社2年目の翻訳担当。日本の高校を卒業後、オランダのライデン大学に進学して考古学を主専攻に、アムステルダム大学でジェンダー学を副専攻する。今ある社会のあり方を探求すべく勉強を開始したものの、「そもそもこれまで習ってきた歴史観は、どの視点から語られているものなのだろう?」と疑問を持ち、ジェンダー考古学をテーマに研究を進めた。「WWDJAPAN」では翻訳をメインに、メディアの力を通して物事を見る視点を増やせるような記事づくりに励む
若手2人が考える【テックウエア】
「テックウエア(Techwear)」は、“テクニカル”または“テクノロジー”と“ウエア”を掛け合わせた造語。科学や技術を応用した素材や機能的なデザインで、実用性を追求する服だ。先進的イメージから、近未来的なファッションスタイルという“見かけ”のイメージも付随することが多い。
雨などが洋服にしみてしまう問題を解決するため、ゴアテックス(GORE-TEX)などの防水素材が登場したように、課題をテクノロジーで解決するのが「テックウエア」のオリジンだ。「テックウエア」を検索すると「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」や「ナイキ(NIKE)」などスポーツやアウトドアブランドが出てくるのは、機能性やパフォーマンス性を重視したアイテムが多いからだろう。しかし、「ユニクロ(UNIQLO)」の“ヒートテック”や“エアリズム”に代表される防寒性や透湿性を重視したインナーなど、「テックウエア」と呼べるアイテムは多岐に渡り、多くの人の日常に溶け込んでいる。ハイファッションでも、「ディオール(DIOR)」が2022-23年秋冬コレクションで、南極観測隊の防護服などを作るスタートアップ企業と協業した温度調整機能のついたスーツや防弾チョッキを彷彿とさせるアイテムを発表し、話題になった。
インターネットを中心に、「テックウエア」はサブカルチャーの1つになり、さまざまなプラットフォームでコミュニティーが存在している。サブカルチャーとしての「テックウエア」は、モノトーンでSF的な美意識が顕著で、「Y-3」や「アクロニウム(ACRONYM®)」などのブランドが頻繁に登場する。K-POPでは、BLACKPINK(ブラックピンク)やグループ自体がSFコンセプトを持つaespa(エスパ)らが多く衣装として着用することで、機能性よりもスタイル的な定義を連想することも増えた。
“サイバーパンク”との違い、日本との関係性
“サイバーパンク(Cyberpunk)”ファッションは、SFを体現したファッションとして、現在では「テックウエア」と同義で使用されることもある。元々、SFのサブジャンルとして小説から始まった“サイバーパンク”は映画や音楽、ファッションのジャンルにもなった。“サイバーパンク”は、小説「ニューロマンサー(Neuromancer)」や映画「ブレイドランナー(Blade Runner)」などの作品がインスピレーション源であることから、装飾やアクセサリーなど実用性よりも世界観を重視した、コスプレ的な要素がある。また、イギリスのサイバー系ファッションブランド「サイバードッグ(CYBERDOG)」は、音楽イベントなどでのコーデを想定しており、ネオンカラーを多用する。しかし、“未来”のイメージは時代と共に進化し、近年はミニマルでより洗練された印象のスタイルが増え、テックウエアとの境界線が薄れてきた。特に、インターネットトレンドやK-POPに見る近年の「テックウエア」は、SF的なテーマ性も重視しており、“サイバーパンク”から多大な影響を受けている。2つのジャンルが融合し始め、同義語として扱われる背景にある。
“サイバーパンク”は、日本の高度経済成長期の1980年代に生まれたジャンルのため、東京を中心に香港やソウルなどアジアの都市をインスピレーションにしていることが多い。それまで未来は西洋を中心に描かれてきたが、東アジアに技術的に“抜かされてしまう”という恐怖を描く、“テクノオリエンタリズム”が垣間見れるジャンルでもある。アジア的なデザインや漢字の使用などが、未来風のファッションに使用される理由だ。実際、「テックウエア」コミュニティーに人気のブランドは、「ハムカス(HAMCUS)」「ヘインソ(HYEIN SEO)」「ポストアーカイブファッション(POST ARCHIVE FASHION)」「吉業重工」などアジア出身のデザイナーが名を連ねている。
【ポッドキャスト】
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3/11/2022 • 18 minutes, 21 seconds 今さら聞けない「メタバースとファッション」の基本:記者談話室vol.22 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第22回は「今さら聞けない『メタバースとファッション』の基本」です。ファッション業界でもたびたび耳にするようになった「メタバース」、あるいは「NFT」という言葉。ファッションビジネスにも大きな影響を与えると言われていますが、ちゃんと理解しているか自信がないという人も多いでしょう。基礎の基礎から説明します。
「記者談話室」へのご意見ご感想をこちらまでお寄せください。
【今回のキーワード】
Web3.0/ブロックチェーン/仮想空間の自己表現はアバターと服/NFT市場は今350億ドル、2025年に800億ドルへ/NFTはファッション関連が25%/NFTアートは3Dが基本/転売額の一部が創作者に入る/ドルガバの服が9点で6億円/コレクションのあり方が変わる/「アディダスオリジナルス」/VERBALのNFT論/ラグジュアリーのエントリー商品/商品化の新しい流れ/マルチバース/Z世代とゼペット/デセントラランド/コミュニティ活動/アパレル企業の課題
出演者:
林芳樹(はやし・よしき):1972年、千葉県生まれ。大学卒業後、出版社勤務を経て、98年に業界紙の日本繊維新聞社に入社。広告営業を経て編集記者になり、メンズウエア、スポーツウエア、SPAなどを取材する。2009年2月にINFASパブリケーションズに入社。「WWDジャパン」編集部に配属され、主にビジネスニュースを担当する
横山泰明(よこやま・やすあき):1978年生まれ。繊維・ファッション業界紙「日本繊維新聞」の記者を経て、2010年から「WWDジャパン」で記者。合繊メーカー、素材、商社、EC、ファッションビル、ショッピングセンターを担当。東京外国語大学ヒンディー語専攻出身
五十君花実(いそぎみ・はなみ):1983年、愛知県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、2006年に繊研新聞社に記者として入社。大手アパレル、セレクトショップ、百貨店、デザイナーズブランド、海外コレクションなど一通りの分野を経験した後、2018年3月にINFASパブリケーションズに「WWDジャパン」記者として入社。同年5月からニュースデスク。現在の取材分野はグローバルSPA、ウィメンズアパレル、百貨店など
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山田メユミが化粧品への愛から、「アットコスメ」の創業とシングルマザー支援への想いを語る 音声配信「LOVE=好きの先の 幸せ」 Vol.7 「LOVE=好きの先の幸せ」は、川島蓉子ジャーナリストが毎回「LOVE=好き」がある人との対談を通して幸せを伝える音声番組です。
今回のゲストは、「アットコスメ」を創業した山田メユミ取締役。幼い頃から変わらない化粧品への想いと、化粧品の開発から「アットコスメ」、そしてシングルマザーを支援する「コスメバンクプロジェクト」と姿を変え続ける、コスメへの愛の表現方法を聞いています。
川島蓉子:1961年新潟市生まれ。早稲田大学商学部卒業、文化服装学院マーチャンダイジング科修了。伊藤忠ファッションシステム株式会社取締役。ifs未来研究所所長。ジャーナリスト。日経ビジネスオンラインや読売新聞で連載を持つ。著書に『TSUTAYAの謎』『社長、そのデザインでは売れません!』(日経BP社)、『ビームス戦略』(PHP研究所)、『伊勢丹な人々』(日本経済新聞社)、『すいません、ほぼ日の経営。』などがある。1年365日、毎朝、午前3時起床で原稿を書く暮らしを20年来続けている
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セレクトショップの過去・現在・未来:記者談話室vol.21 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第21回は「セレクトショップの過去・現在・未来」です。長年ファッション業界をリードしてきたセレクトショップが曲がり角を迎えています。そもそもセレクトショップとはどんなビジネスモデルなのか。基本から考えます。
「記者談話室」へのご意見ご感想をこちらまでお寄せください。
【今回のキーワード】
ユナイテッドアローズが好き/そもそもセレクトショップって何?/ビームスのオレンジの袋/渋カジ/セレクト御三家/ミウラ&サンズ/ダンボールの会社/1989年/平成育ち/セレオリ/事業規模/業界人はUA、一般人はアローズと呼ぶ/TOKYO BASE/百貨店からアッパーミドル層を奪う/成熟化/ロンハーマン、エストネーション/リモートワークの逆風/プロデュース業/「努力は夢中にはかなわない」/アニメ、フード、工芸品/属人的/オウンドメディアの編集力
出演者:
林芳樹(はやし・よしき):1972年、千葉県生まれ。大学卒業後、出版社勤務を経て、98年に業界紙の日本繊維新聞社に入社。広告営業を経て編集記者になり、メンズウエア、スポーツウエア、SPAなどを取材する。2009年2月にINFASパブリケーションズに入社。「WWDジャパン」編集部に配属され、主にビジネスニュースを担当する
横山泰明(よこやま・やすあき):1978年生まれ。繊維・ファッション業界紙「日本繊維新聞」の記者を経て、2010年から「WWDジャパン」で記者。合繊メーカー、素材、商社、EC、ファッションビル、ショッピングセンターを担当。東京外国語大学ヒンディー語専攻出身
五十君花実(いそぎみ・はなみ):1983年、愛知県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、2006年に繊研新聞社に記者として入社。大手アパレル、セレクトショップ、百貨店、デザイナーズブランド、海外コレクションなど一通りの分野を経験した後、2018年3月にINFASパブリケーションズに「WWDジャパン」記者として入社。同年5月からニュースデスク。現在の取材分野はグローバルSPA、ウィメンズアパレル、百貨店など
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「ベーシック」って何? “めんどくさい”新米2人によるポッドキャスト連載:考えたい言葉 vol.16 「WWDJAPAN」ポッドキャストシリーズの連載「考えたい言葉」は、2週間に1回、同期の若手2人がファッション&ビューティ業界で当たり前に使われている言葉について対話します。担当する2人は普段から“当たり前”について疑問を持ち、深く考え、先輩たちからはきっと「めんどうくさい」と思われているだろうな……とビビりつつも、それでも「メディアでは、より良い社会のための言葉を使っていきたい」と思考を続けます。第16弾は、【ベーシック】をテーマに語り合いました。「WWDJAPAN.com」では、2人が対話して見出した言葉の意味を、あくまで1つの考えとして紹介します。
ポッドキャスト配信者
ソーンマヤ:She/Her。入社2年目の翻訳担当。日本の高校を卒業後、オランダのライデン大学に進学して考古学を主専攻に、アムステルダム大学でジェンダー学を副専攻する。今ある社会のあり方を探求すべく勉強を開始したものの、「そもそもこれまで習ってきた歴史観は、どの視点から語られているものなのだろう?」と疑問を持ち、ジェンダー考古学をテーマに研究を進めた。「WWDJAPAN」では翻訳をメインに、メディアの力を通して物事を見る視点を増やせるような記事づくりに励む
佐立武士(さだち・たけし):He/Him。入社2年目、ソーシャルエディター。幼少期をアメリカ・コネチカット州で過ごし、その後は日本とアメリカの高校に通う。早稲田大学国際教養学部を卒業し、新卒でINFASパブリケーションズに入社。在学中はジェンダーとポストコロニアリズムに焦点を置き、ロンドン大学・東洋アフリカ研究学院に留学。学業の傍ら、当事者としてLGBTQ+ウエブメディアでライターをしていた。現在は「WWDJAPAN」のソーシャルメディアとユース向けのコンテンツに注力する。ニックネームはディラン
若手2人が考える【ベーシック】
ファッション業界で使われる系統としての「ベーシック」は、白やベージュといったニュートラルカラーや使っていたり、柄を使用していないアイテムで装ったりしたファッションから、素材や形、サイズにこだわったタイムレスなものまで多岐にわたる。社会的に“無難”な多数派という意味での「ベーシック」に加えて、「ベーシック」系はミニマリストな性質を含んでおり、全体の完成度を追求するために装飾的趣向を抑えた表現スタイルとも言える。何が「ベーシック」となるかは時代や流行の影響を受けているものだが、トレンドを追うのではなく、着回しやすくTPOを選ばないスタイルを長く愛用することを哲学としている印象。また着心地の良さそうなものを抜け感とともに着こなす“エフォートレス”な雰囲気もまとっている。
英語でライフスタイルやファッション、好みなどを“ベーシック”と形容するときは、単純に“つまらない”ものを指しているので使用方法に注意が必要だ。同じようなファッション、メイク、ヘアースタイルなどの女性を揶揄するときにも使われる「量産型女子」と似た響きを持つ。今や「量産型」は逆転して憧れの対象になることもあるが、個人の装いに対する英語の“ベーシック”は今も、本来個性を表すことがファッションの醍醐味とされる中、世間の流行や目を基準にしていることからミーハーや無個性というニュアンスを込めて使われている言葉だ。
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2/25/2022 • 20 minutes, 53 seconds アパレルの「値上げ」問題を考える:記者談話室vol.20 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第20回は「アパレルの『値上げ』問題を考える」です。原材料、燃料費、物流費など過去に経験したことのないコスト高騰によって、食品や日用品の値上げが相次いでいます。衣料品もコスト高騰は同じですが、現時点で値上げする企業は限定的です。なぜでしょうか。
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【今回のキーワード】
船のコンテナ物流費はコロナ前の最大7倍/綿花価格は2倍/食品は一斉値上げ/値上げを恐れるアパレル/ユニクロはどうするか/無印良品「価格は維持したい」/東レの地ならし/業界はユニクロ次第?/ユナイテッドアローズは一部値上げ/ユニクロのコラボ祭りの背景/値上げは当たり前/30年続くデフレマインド/値上げアレルギー/「ルイ・ヴィトン」「シャネル」は超強気の大幅値上げ/秋冬物は上げるべき/新価格
出演者:
林芳樹(はやし・よしき):1972年、千葉県生まれ。大学卒業後、出版社勤務を経て、98年に業界紙の日本繊維新聞社に入社。広告営業を経て編集記者になり、メンズウエア、スポーツウエア、SPAなどを取材する。2009年2月にINFASパブリケーションズに入社。「WWDジャパン」編集部に配属され、主にビジネスニュースを担当する
横山泰明(よこやま・やすあき):1978年生まれ。繊維・ファッション業界紙「日本繊維新聞」の記者を経て、2010年から「WWDジャパン」で記者。合繊メーカー、素材、商社、EC、ファッションビル、ショッピングセンターを担当。東京外国語大学ヒンディー語専攻出身
五十君花実(いそぎみ・はなみ):1983年、愛知県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、2006年に繊研新聞社に記者として入社。大手アパレル、セレクトショップ、百貨店、デザイナーズブランド、海外コレクションなど一通りの分野を経験した後、2018年3月にINFASパブリケーションズに「WWDジャパン」記者として入社。同年5月からニュースデスク。現在の取材分野はグローバルSPA、ウィメンズアパレル、百貨店など
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D2C起業家の仕事とプライベート【ゲスト:グッドバイブスオンリー野田貴司CEO】:記者談話室vol.19 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第19回は「D2C起業家の仕事とプライベート」です。今回は初のゲストとして、グッドバイブスオンリー(GVO)のCEOを務める野田貴司さんをお招きしました。「エレノアトーキョー」「ステラヴィアナ」「リーンモーメント」など、話題のD2Cブランドを運営する同社を率いる野田さんは30歳の起業家。いったいどんな仕事をしているのか? プライベートは? 根掘り葉掘り聞いてみました。
【今回のキーワード】
3DCG/服に興味なかった/とにかく店舗を回った/アパート解約して会社で寝泊まり/DXのための設立資金/デジタルでサンプル作成を一気に短縮/最初から起業家のマインド/上京してネットカフェ暮らし/ヤバいときほど伸びるチャンス/キャッチャー目線/仕事9割、ゴルフ1割/起床午前8時半、帰宅午前1時/物欲はない/ゴルフにハマる/ゴルフのためにベンツGクラス購入/行きつけの焼肉店/起業したい人へのメッセージ/LAに住みたい/尊敬する人
出演者:
林芳樹(はやし・よしき):1972年、千葉県生まれ。大学卒業後、出版社勤務を経て、98年に業界紙の日本繊維新聞社に入社。広告営業を経て編集記者になり、メンズウエア、スポーツウエア、SPAなどを取材する。2009年2月にINFASパブリケーションズに入社。「WWDジャパン」編集部に配属され、主にビジネスニュースを担当する
横山泰明(よこやま・やすあき):1978年生まれ。繊維・ファッション業界紙「日本繊維新聞」の記者を経て、2010年から「WWDジャパン」で記者。合繊メーカー、素材、商社、EC、ファッションビル、ショッピングセンターを担当。東京外国語大学ヒンディー語専攻出身
五十君花実(いそぎみ・はなみ):1983年、愛知県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、2006年に繊研新聞社に記者として入社。大手アパレル、セレクトショップ、百貨店、デザイナーズブランド、海外コレクションなど一通りの分野を経験した後、2018年3月にINFASパブリケーションズに「WWDジャパン」記者として入社。同年5月からニュースデスク。現在の取材分野はグローバルSPA、ウィメンズアパレル、百貨店など
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「バレンタイン」は何を祝う日? “めんどくさい”新米2人によるポッドキャスト連載:考えたい言葉 vol.15 「WWDJAPAN」ポッドキャストシリーズの連載「考えたい言葉」は、2週間に1回、同期の若手2人がファッション&ビューティ業界で当たり前に使われている言葉について対話します。担当する2人は普段から“当たり前”について疑問を持ち、深く考え、先輩たちからはきっと「めんどうくさい」と思われているだろうな……とビビりつつも、それでも「メディアでは、より良い社会のための言葉を使っていきたい」と思考を続けます。第15弾は、【バレンタイン】をテーマに語り合いました。「WWDJAPAN.com」では、2人が対話して見出した言葉の意味を、あくまで1つの考えとして紹介します。
ポッドキャスト配信者
佐立武士(さだち・たけし):He/Him。入社2年目、ソーシャルエディター。幼少期をアメリカ・コネチカット州で過ごし、その後は日本とアメリカの高校に通う。早稲田大学国際教養学部を卒業し、新卒でINFASパブリケーションズに入社。在学中はジェンダーとポストコロニアリズムに焦点を置き、ロンドン大学・東洋アフリカ研究学院に留学。学業の傍ら、当事者としてLGBTQ+ウエブメディアでライターをしていた。現在は「WWDJAPAN」のソーシャルメディアとユース向けのコンテンツに注力する。ニックネームはディラン
ソーンマヤ:She/Her。入社2年目の翻訳担当。日本の高校を卒業後、オランダのライデン大学に進学して考古学を主専攻に、アムステルダム大学でジェンダー学を副専攻する。今ある社会のあり方を探求すべく勉強を開始したものの、「そもそもこれまで習ってきた歴史観は、どの視点から語られているものなのだろう?」と疑問を持ち、ジェンダー考古学をテーマに研究を進めた。「WWDJAPAN」では翻訳をメインに、メディアの力を通して物事を見る視点を増やせるような記事づくりに励む
若手2人が考える【バレンタイン】
バレンタインの起源は諸説ある。結婚を禁止されていたローマ帝国の兵のため、皇帝に内緒で式を開催したキリスト教司祭バレンティヌスの処刑が2月14日であったという逸話に加え、その日がそもそもキリスト教化される前の土着の宗教で家庭や結婚を祝う日であり、それが融合したというのが一般的な説だ。現代になり欧米を中心に愛や恋を祝う日として浸透し、日本にも伝わったとされる。欧米ではチョコレートに限らず、お菓子や花などを送ったり、パートナーとディナーを楽しんだりする風習がある。
商業的イベントとしてもその存在は大きく、チョコレートなどの食品業界のみならず、毎年ファッションやビューティブランドもアイテムやキャンペーンを発表している。バレンタインを連想させるハートモチーフや赤色をメインにした服やメイクアップアイテムが主流だ。メディアでは、デート向きの“モテメイク“の指南や喜ばれるプレゼントを取り上げることも多い。
このようにバレンタインの定着や普及に大きく貢献しているからこそ、企業やメディアはバレンタインをより多くの人が楽しめるようにする鍵を握っているとも言える。例えば、カップルや愛を祝うイベントであるからこそ、歴史的に男女のカップルのみがフィーチャーされてきたが、2017年に「ラッシュ(LUSH)」が北米でLGBTQ+インクルーシブなバレンタインのキャンペーンを発表し話題になった。
【ポッドキャスト】
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2/11/2022 • 20 minutes, 27 seconds どうなる「そごう・西武」売却問題:記者談話室vol.18 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第18回は「どうなる『そごう・西武』売却問題」です。セブン&アイ・ホールディングスが傘下で百貨店を運営するそごう・西武を売却することが明らかになりました。そもそもそごう・西武とはどんな企業なのか、なぜ売却されるに至ったのか、今後どうなるのか、などについて考えます。
【今回のキーワード】
1月31日の日経スクープ/ミレニアムリテイリング/西武百貨店出身の和田氏/セブンのカリスマ鈴木敏文氏/コンビニ、スーパー、百貨店の総合小売業/「リミテッドエディション」/カール・ラガーフェルド、高田賢三、ジャン=ポール・ゴルチエ/オムニセブン/2016年のクーデター/28店舗から10店舗へ/回転レストラン/西武池袋本店の特選はすごい/ウォルマートのデジタルトランスフォーメーション/中流社会の衰退/J.フロント テイリングの山本氏/販売力/不動産しか価値がない?/楽天、アマゾン、Zホールディングス
出演者:
林芳樹(はやし・よしき):1972年、千葉県生まれ。大学卒業後、出版社勤務を経て、98年に業界紙の日本繊維新聞社に入社。広告営業を経て編集記者になり、メンズウエア、スポーツウエア、SPAなどを取材する。2009年2月にINFASパブリケーションズに入社。「WWDジャパン」編集部に配属され、主にビジネスニュースを担当する
横山泰明(よこやま・やすあき):1978年生まれ。繊維・ファッション業界紙「日本繊維新聞」の記者を経て、2010年から「WWDジャパン」で記者。合繊メーカー、素材、商社、EC、ファッションビル、ショッピングセンターを担当。東京外国語大学ヒンディー語専攻出身
五十君花実(いそぎみ・はなみ):1983年、愛知県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、2006年に繊研新聞社に記者として入社。大手アパレル、セレクトショップ、百貨店、デザイナーズブランド、海外コレクションなど一通りの分野を経験した後、2018年3月にINFASパブリケーションズに「WWDジャパン」記者として入社。同年5月からニュースデスク。現在の取材分野はグローバルSPA、ウィメンズアパレル、百貨店など
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「売らない店」ってどんな店?:記者談話室vol.17 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第17回は「『売らない店』ってどんな店?」です。ニューヨークの体験型ショールーミングストア「ショーフィールズ」が夏に日本上陸することが話題になっています。「売らない店」と称される店舗が少しずつ増えていますが、日本でも浸透するのでしょうか。
【今回のキーワード】
米ショーフィールズが日本上陸/映える/丸井グループが掲げ始めた「売らない店」/リアル店舗の再定義/ベータ/西武渋谷店のチューズベース/大丸東京店の明日見世/顧客体験/D2Cのスタートアップ/40×60cmの家賃/店内にたくさんのAIカメラ/日米の品ぞろえの違い/D2C企業もリアルの場を求める/高島涼さん
出演者:
林芳樹(はやし・よしき):1972年、千葉県生まれ。大学卒業後、出版社勤務を経て、98年に業界紙の日本繊維新聞社に入社。広告営業を経て編集記者になり、メンズウエア、スポーツウエア、SPAなどを取材する。2009年2月にINFASパブリケーションズに入社。「WWDジャパン」編集部に配属され、主にビジネスニュースを担当する
横山泰明(よこやま・やすあき):1978年生まれ。繊維・ファッション業界紙「日本繊維新聞」の記者を経て、2010年から「WWDジャパン」で記者。合繊メーカー、素材、商社、EC、ファッションビル、ショッピングセンターを担当。東京外国語大学ヒンディー語専攻出身
五十君花実(いそぎみ・はなみ):1983年、愛知県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、2006年に繊研新聞社に記者として入社。大手アパレル、セレクトショップ、百貨店、デザイナーズブランド、海外コレクションなど一通りの分野を経験した後、2018年3月にINFASパブリケーションズに「WWDジャパン」記者として入社。同年5月からニュースデスク。現在の取材分野はグローバルSPA、ウィメンズアパレル、百貨店など
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「ベジタリアン」「ビーガン」の違いとは? “めんどくさい”新米2人によるポッドキャスト連載:考えたい言葉 vol.14 「WWDJAPAN」ポッドキャストシリーズの連載「考えたい言葉」は、2週間に1回、同期の若手2人がファッション&ビューティ業界で当たり前に使われている言葉について対話します。担当する2人は普段から“当たり前”について疑問を持ち、深く考え、先輩たちからはきっと「めんどうくさい」と思われているだろうな……とビビりつつも、それでも「メディアでは、より良い社会のための言葉を使っていきたい」と思考を続けます。第10弾は、【ベジタリアン/ビーガン】をテーマに語り合いました。「WWDJAPAN.com」では、2人が対話して見出した言葉の意味を、あくまで1つの考えとして紹介します。
ポッドキャスト配信者
ソーンマヤ:She/Her。入社2年目の翻訳担当。日本の高校を卒業後、オランダのライデン大学に進学して考古学を主専攻に、アムステルダム大学でジェンダー学を副専攻する。今ある社会のあり方を探求すべく勉強を開始したものの、「そもそもこれまで習ってきた歴史観は、どの視点から語られているものなのだろう?」と疑問を持ち、ジェンダー考古学をテーマに研究を進めた。「WWDJAPAN」では翻訳をメインに、メディアの力を通して物事を見る視点を増やせるような記事づくりに励む
佐立武士(さだち・たけし):He/Him。入社2年目、ソーシャルエディター。幼少期をアメリカ・コネチカット州で過ごし、その後は日本とアメリカの高校に通う。早稲田大学国際教養学部を卒業し、新卒でINFASパブリケーションズに入社。在学中はジェンダーとポストコロニアリズムに焦点を置き、ロンドン大学・東洋アフリカ研究学院に留学。学業の傍ら、当事者としてLGBTQ+ウエブメディアでライターをしていた。現在は「WWDJAPAN」のソーシャルメディアとユース向けのコンテンツに注力する。ニックネームはディラン
若手2人が考える【ベジタリアン/ビーガン】
牛豚鳥や魚類の肉などの動物性食品を避けた食生活をおくるのが「ベジタリアン(Vegetarian)」で、それに加えて「ビーガン(Vegan)」は、卵や乳製品、はちみつといった動物から得られる食材を避け、レザーやファーなどといった動物性の素材も身につけない生き方を指す。できる限り動物性の食事をしない、アイテムを持たない、動物に害のある生産過程を経たものを搾取しないことを目標としている。
「ベジタリアン」や「ビーガン」になる主な理由は3つある。1つ目は、環境保全・サステナビリティのため。畜産農業によるメタンガスの排出量や森林伐採の環境的問題や飢餓問題に対するアプローチ、あまりにも“効率的に”動物性の食物や素材を得ることのみが優先され、仕組み化された畜産農業の現状を「持続可能ではない」と受け止めた考えだ。2つ目は、動物の福祉のため。動物を犠牲にした素材や食品の採取に抗議する、エシカルなもの。3つ目は美容や健康のため。栄養学に関する研究は食習慣以外にも個人の生活環境などその他の要因が影響し合っていることは念頭に置かれるべきだが、食生活の一種の選択として取り入れる人もいる。
ファッションでは、「ビーガンレザー」や「エコファー」といった、動物から得られる素材を使用しない新素材が注目を集めている。動物性でないものには安価で多く生産できる石油由来の合皮もあるが、これらは環境問題へのアプローチとしては疑問視されることも多い。その点も踏まえ、完全に植物由来にしたり耐久性を高めたりして、よりサステナブルなものを生み出そうと挑戦する、パイナップルの葉やサボテン、キノコの菌などを使った人口レザーの開発が進んでいる。ビューティ製品における「ビーガン」は、はちみつやコラーゲンといった動物性成分を使用しないことや、動物実験を行っていないことが鍵となる。
【ポッドキャスト】
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たんすに眠る「高級バッグ、宝飾品、時計」の争奪戦:記者談話室vol.16 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第16回は「たんすに眠る『高級バッグ、宝飾品、時計』の争奪戦」です。高額の中古品の買い取り専門店が出店を拡大しています。リユース企業にとって、たんすに眠る“ブランド資産”はビジネスの鉱脈。その事業モデルをざっくばらんに話し合いました。
【今回のキーワード】
コメ兵/12年前にパリで買った15万円のバッグを査定/本橋記者/ブランディア、なんぼや/金の価格が20年で9倍/シニア世代は持っている/高級バッグ、宝飾品、時計が3本柱/日経のロレックス連載/コメ兵の新宿店は高級セレクトショップ/宅配買い取り/2次流通の人気が1次流通にも影響/ブロックチェーン/高級バッグ貸し出しのラクサス/リセールでは特定ブランドに人気が集中する/ルイ・ヴィトン、シャネル、エルメス/押し買い
出演者:
林芳樹(はやし・よしき):1972年、千葉県生まれ。大学卒業後、出版社勤務を経て、98年に業界紙の日本繊維新聞社に入社。広告営業を経て編集記者になり、メンズウエア、スポーツウエア、SPAなどを取材する。2009年2月にINFASパブリケーションズに入社。「WWDジャパン」編集部に配属され、主にビジネスニュースを担当する
横山泰明(よこやま・やすあき):1978年生まれ。繊維・ファッション業界紙「日本繊維新聞」の記者を経て、2010年から「WWDジャパン」で記者。合繊メーカー、素材、商社、EC、ファッションビル、ショッピングセンターを担当。東京外国語大学ヒンディー語専攻出身
五十君花実(いそぎみ・はなみ):1983年、愛知県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、2006年に繊研新聞社に記者として入社。大手アパレル、セレクトショップ、百貨店、デザイナーズブランド、海外コレクションなど一通りの分野を経験した後、2018年3月にINFASパブリケーションズに「WWDジャパン」記者として入社。同年5月からニュースデスク。現在の取材分野はグローバルSPA、ウィメンズアパレル、百貨店など
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ZOZOと楽天がリアル店舗を支援する理由:記者談話室vol.15 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第15回は「ZOZOと楽天がリアル店舗を支持する理由」です。ファッションにおけるネット通販最大手ZOZOと、金融を含めた巨大経済圏を作る楽天が新しい戦略を進めています。サイトで商品を売るだけにとどまらない次の一手とは?
【今回のキーワード】
楽天ファッション オムニチャネルプラットフォーム/ゾゾモ/在庫一元化できる/本気のロジスティックス/ゾゾタウンでユナイテッドアローズ原宿店の在庫がわかる/ZOZOの澤田社長/店舗の生産性を上げために仕組みを提供/ECサイトからポータルサイトへ/通勤中にスマホで何を見るか/ソリューション型/ロコンドのオープンプラットフォーム/ゾゾタウンが阪急うめだ本店でイベント
出演者:
林芳樹(はやし・よしき):1972年、千葉県生まれ。大学卒業後、出版社勤務を経て、98年に業界紙の日本繊維新聞社に入社。広告営業を経て編集記者になり、メンズウエア、スポーツウエア、SPAなどを取材する。2009年2月にINFASパブリケーションズに入社。「WWDジャパン」編集部に配属され、主にビジネスニュースを担当する
横山泰明(よこやま・やすあき):1978年生まれ。繊維・ファッション業界紙「日本繊維新聞」の記者を経て、2010年から「WWDジャパン」で記者。合繊メーカー、素材、商社、EC、ファッションビル、ショッピングセンターを担当。東京外国語大学ヒンディー語専攻出身
五十君花実(いそぎみ・はなみ):1983年、愛知県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、2006年に繊研新聞社に記者として入社。大手アパレル、セレクトショップ、百貨店、デザイナーズブランド、海外コレクションなど一通りの分野を経験した後、2018年3月にINFASパブリケーションズに「WWDジャパン」記者として入社。同年5月からニュースデスク。現在の取材分野はグローバルSPA、ウィメンズアパレル、百貨店など
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「男らしさ」とは? “めんどくさい”新米2人によるポッドキャスト連載:考えたい言葉 vol.13 「WWDJAPAN」ポッドキャストシリーズの連載「考えたい言葉」は、2週間に1回、同期の若手2人がファッション&ビューティ業界で当たり前に使われている言葉について対話します。担当する2人は普段から“当たり前”について疑問を持ち、深く考え、先輩たちからはきっと「めんどうくさい」と思われているだろうな……とビビりつつも、それでも「メディアでは、より良い社会のための言葉を使っていきたい」と思考を続けます。第13弾は、【男らしさ】をテーマに語り合いました。「WWDJAPAN.com」では、2人が対話して見出した言葉の意味を、あくまで1つの考えとして紹介します。
ポッドキャスト配信者
佐立武士(さだち・たけし):He/Him。入社2年目、ソーシャルエディター。幼少期をアメリカ・コネチカット州で過ごし、その後は日本とアメリカの高校に通う。早稲田大学国際教養学部を卒業し、新卒でINFASパブリケーションズに入社。在学中はジェンダーとポストコロニアリズムに焦点を置き、ロンドン大学・東洋アフリカ研究学院に留学。学業の傍ら、当事者としてLGBTQ+ウエブメディアでライターをしていた。現在は「WWDJAPAN」のソーシャルメディアとユース向けのコンテンツに注力する。ニックネームはディラン
ソーンマヤ:She/Her。入社2年目の翻訳担当。日本の高校を卒業後、オランダのライデン大学に進学して考古学を主専攻に、アムステルダム大学でジェンダー学を副専攻する。今ある社会のあり方を探求すべく勉強を開始したものの、「そもそもこれまで習ってきた歴史観は、どの視点から語られているものなのだろう?」と疑問を持ち、ジェンダー考古学をテーマに研究を進めた。「WWDJAPAN」では翻訳をメインに、メディアの力を通して物事を見る視点を増やせるような記事づくりに励む
若手2人が考える【男らしさ】
時代や文化によってさまざまな「男らしさ」の定義が存在するが、“強さ”や”細かいことを気にしないこと”“競争的、支配的であること”などが伝統的ないわゆる“男らしさ”の特徴と言える。「男はこうであるべき」という社会からのプレッシャーは、ファッションやビューティを自由に楽しむことを縛るだけでなく、男性のメンタルヘルスにも大きく影響する。また、ミソジニー(女性蔑視)やホモフォビア(同性愛嫌悪)に繋がることもある。このように男性自身や社会にネガティブな影響のある行動規範を“有害な男らしさ”と呼ぶ。
“有害な男らしさ”は、思わぬところにも影響しおり、その1つは環境問題への関心の差とされる。エシカルでサステナブルな生活への取り組みをする男性が女性より少ないことを表す、“エコ・ジェンダー・ギャップ(eco gender gap)”という言葉をイギリスのマーケット調査会社ミンテル(Mintel)が提唱した。細かいことを気にする、何かをケアすることが女性的であったり、家庭的生活の管理が女性の仕事というイメージが原因だったりという研究を英メディア「ガーディアン(THE GUARDIAN)」などが報じている。
「グッチ(GUCCI)」のアレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)は、このようなネガティブな男性のステレオタイプからの解放と“男らしさ“の再考・再定義を、2020-21年秋冬メンズ・コレクションのテーマにした。子ども服にインスパイアされたデザインなどが特徴で、“男らしさ”をフェミニンさで打ち消した“ジェンダーレス”ではない、常識を刷り込まれる前の“ピュア”な子ども時代に戻ろうという意図だ。これは、“男らしさ”が生まれつき自然なものではなく、周りから教わったり、大人を真似したりして身につけているものだというメッセージも込められている。
近年はより多様な「男らしさ」を楽しもうという動きがビューティ業界で顕著で、男性をターゲットにしたブランドも増えた。製品が“男性向け”であることをアピールすることは、逆にジェンダーの区別がついてしまうという考えもあるが、ビューティが従来女性中心だったからこそ、明記することで男性も手に取りやすい効果がある。多くのメンズ向けブランドは黒のパッケージで“男らしさ“の表現が固定化されていたが、最近ではカラフルで個性的なパッケージが特徴の「ボッチャン(BOTCHAN)」などが登場している。
【ポッドキャスト】
「WWDJAPAN」ポッドキャストシリーズはSpotifyやApple Podcastsでもお聞きいただけます。
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1/14/2022 • 17 minutes, 17 seconds ファッション企業の社長ってどんな人たちなの?:記者談話室vol.14 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第14回は「ファッション企業の社長ってどんな人たちなの?」です。「WWDJAPAN」の新年の名物企画「CEO特集」(1月31日号)では、ファッションとビューティの51社の経営トップのインタビューを掲載します。特集にちなんで有力ファッション企業を率いる経営トップの人柄や社風について話し合いました。
【今回のキーワード】
ナクシスってどんな会社?/ジュンの佐々木社長/創業者のイズム/アダストリアの木村社長/サザビーリーグの角田社長/TSIホールディングスの下地社長は商店会の会長?/マッシュの近藤社長は釣りにハマっている/創業300年以上のモリリンの森社長/代々襲名する「豊島半七」社長/日本は長生き企業が多い
出演者:
林芳樹(はやし・よしき):1972年、千葉県生まれ。大学卒業後、出版社勤務を経て、98年に業界紙の日本繊維新聞社に入社。広告営業を経て編集記者になり、メンズウエア、スポーツウエア、SPAなどを取材する。2009年2月にINFASパブリケーションズに入社。「WWDジャパン」編集部に配属され、主にビジネスニュースを担当する
横山泰明(よこやま・やすあき):1978年生まれ。繊維・ファッション業界紙「日本繊維新聞」の記者を経て、2010年から「WWDジャパン」で記者。合繊メーカー、素材、商社、EC、ファッションビル、ショッピングセンターを担当。東京外国語大学ヒンディー語専攻出身
五十君花実(いそぎみ・はなみ):1983年、愛知県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、2006年に繊研新聞社に記者として入社。大手アパレル、セレクトショップ、百貨店、デザイナーズブランド、海外コレクションなど一通りの分野を経験した後、2018年3月にINFASパブリケーションズに「WWDジャパン」記者として入社。同年5月からニュースデスク。現在の取材分野はグローバルSPA、ウィメンズアパレル、百貨店など
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大丸松坂屋の澤田太郎社長が若き日&震災を振り返り、百貨店の未来を想う 音声配信「LOVE=好きの先の幸せ」 Vol.6 「LOVE=好きの先の幸せ」は、川島蓉子ジャーナリストが毎回「LOVE=好き」がある人との対談を通して幸せを伝える音声番組です。
今回のゲストは、大丸松坂屋百貨店の澤田太郎社長。最初に配属された大丸神戸店での機転、阪神・淡路大震災を経ての再オープンで感じた百貨店の矜持、そんな想いを踏まえて考える大丸松坂屋の未来などを聞いています。「これから百貨店が生き残っていくためには、トライ&エラーを重ねてもいいと思っている。若い人には失敗を恐れずチャレンジして欲しい。判断したからには腹をくくる用意はあります」という頼もしい言葉からも、百貨店への愛が溢れています。
川島蓉子:1961年新潟市生まれ。早稲田大学商学部卒業、文化服装学院マーチャンダイジング科修了。伊藤忠ファッションシステム株式会社取締役。ifs未来研究所所長。ジャーナリスト。日経ビジネスオンラインや読売新聞で連載を持つ。著書に『TSUTAYAの謎』『社長、そのデザインでは売れません!』(日経BP社)、『ビームス戦略』(PHP研究所)、『伊勢丹な人々』(日本経済新聞社)、『すいません、ほぼ日の経営。』などがある。1年365日、毎朝、午前3時起床で原稿を書く暮らしを20年来続けている
澤田太郎:1983年、滋賀大学を卒業し、大丸(当時)に入社して神戸店に配属される。2011年、同店店長に就任。その後は、大丸大阪・心斎橋店長事務管掌、経営企画室長兼経営企画部長兼未来定番研究所所長事務管掌などを歴任。J.フロントリテイリング発足後は、執行役常務などを務めた。20年、大丸松坂屋百貨店の社長に就任。J.フロントの取締役兼執行役専務も務めている
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初売り・セール・福袋 年始の店頭は変わるか:記者談話室vol.13 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第13回は「初売り・セール・福袋 年始の店頭は変わるか」です。正月の初売りはファッション小売業にとって最大の稼ぎ時でしたが、消費者の正月の過ごし方や働き方改革の影響を受けて、その様相がだいぶ変わりつつあります。
【今回のキーワード】
丸井が1月1日・2日を休業日に/都心は2日から、郊外は元日から営業が一般的/そごう・西武/従業員満足と顧客満足/元日営業が増えたのは2000年以降/かつては休業日は週1回あった/銀座の和光/三越伊勢丹/イオンモール/福袋をやめたアダストリア/ネットで予約/渋谷109/SNSと福袋/年内にネットでフライングセール/獅子舞復活?/三越の第九/「俺、百貨店行きたいよ」
出演者:
林芳樹(はやし・よしき):1972年、千葉県生まれ。大学卒業後、出版社勤務を経て、98年に業界紙の日本繊維新聞社に入社。広告営業を経て編集記者になり、メンズウエア、スポーツウエア、SPAなどを取材する。2009年2月にINFASパブリケーションズに入社。「WWDジャパン」編集部に配属され、主にビジネスニュースを担当する
横山泰明(よこやま・やすあき):1978年生まれ。繊維・ファッション業界紙「日本繊維新聞」の記者を経て、2010年から「WWDジャパン」で記者。合繊メーカー、素材、商社、EC、ファッションビル、ショッピングセンターを担当。東京外国語大学ヒンディー語専攻出身
五十君花実(いそぎみ・はなみ):1983年、愛知県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、2006年に繊研新聞社に記者として入社。大手アパレル、セレクトショップ、百貨店、デザイナーズブランド、海外コレクションなど一通りの分野を経験した後、2018年3月にINFASパブリケーションズに「WWDジャパン」記者として入社。同年5月からニュースデスク。現在の取材分野はグローバルSPA、ウィメンズアパレル、百貨店など
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